幼稚園・保育園 年長さんの生活発表会 感謝の気持ち「ありがとう」をテーマ 

一年のうちでも一番の大きい行事、生活発表会・お遊戯会。
心から「楽しかった!」「劇をやってよかった!」と思える発表会にしましょう。
こども達が大きくなって、本当の意味での素晴らしい思い出になるように。
そして先生も一緒になって笑顔いっぱいの劇発表になれると最高です。
そのためには先生方が心から元気に楽しく取り組める事だと思います。

一番大切なのはこども達の「笑顔」です!!
そんな幼稚園・保育園・こども園の先生方にぜひ読んでいただいて、気持ちも軽く笑顔でお仕事して欲しいと思っています。
今とても大変な時ですが、今だからこそ・・・今こそ伝えたいことがあると思うのです。

年長さんが劇中で楽しく歌っている様子の写真

幼稚園・保育園・こども園の先生にとって、劇の制作・指導という仕事が一年の行事の中でも一番大きい仕事であることは間違いありません。
それだけにまず、「劇の題材を決める」このスタートは大きな一歩です。
題材選びはそれぞれの園によって様々ではあります。
年長さんの劇は毎年絶対に決まっている園。
この学年は昔話・・・などとなっている園。
なんでも自由だけど昨年とは絶対に同じものをしない園・・・色々です。

しかし劇をする意義として「劇を通してこどもたちに何を学んでほしいか。」「どう成長してほしいか。」ということは絶対にみなさん考えられることです。
そのためにも「劇のテーマ」はきっちりと決めてスタートしたいですね。

例えば・・・
・夢を持って自分に自信を持って進んでいく
・友達の大切さを感じる
・心豊かに、個性を生かしてみんなで力を合わせて一つのことを作り上げる
・人を思いやる気持ちを育む
・仲間はずれや意地悪をしないでみんなと仲良くする
・食べ物には愛情や気持ちがこもっている、という食育
・混色を学ぶ第一歩
・物事を観察し工夫することを覚える
・想像力を育てる

上記はPETIPAの劇発表教材のそれぞれの劇のテーマを少しピックアップしたものですが、一つの劇にはきちんと教育的テーマが根底にあります。
先生の受け持っている学年やクラス、他のクラスとの兼ね合いも考慮に入れながら、次にする劇のテーマを考えられていることでしょう。

今回は・・・ 「ありがとう」「感謝」ということを劇のテーマにしたらどうだろう・・・
こどもたちに「感謝」ということをちゃんと教えたい!
素直に「ありがとう」という言葉が言えるようなこどもになってほしい。
人に優しくできるこどもになってほしい
ありがとうと言われた時の嬉しい気持ちをこどもにわかってもらいたい・・・
そんな風に思っている先生に読んでほしいと思い書いていきます。

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目次

まずは・・「感謝」ということをどうやってこどもたちに教えよう?

「感謝の気持ち」を伝えるには・・・のイラスト画像

毎日こどもたちと接している先生にとって、小さい時から「ありがとう」ということ、その意味、そして心からありがとうと言えるように、と努力していらっしゃることでしょう。

では実際に保育現場の先生方は具体的にどうしていらっしゃるのか、直接お聞きする方がよくわかると思い、PETIPAと日頃からお付き合いのある全国の先生に教えていただきました。

魔法の言葉「ありがとう」というイラスト

以下、全国の幼稚園の先生、保育園の先生方に実際に伺ったお話です。
ご覧になりたい方は、右の三角マークをタップしてください。

どの先生も丁寧に答えてくださいました。
先生方の日々の努力と暖かい気持ちがとても伝わってきて、こうしていただけたら本当に嬉しいな、と母親の気持ちになってしまいました。

「継続」が大切というイメージ写真

こうして具体的に教えていただいている中の共通点は・・・

・積み重ねであること
・一度きりではなく継続が大切だということ
・先生が率先してこどもたちの前で感謝をすること

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(ページ下部に移動します。)

時代を考えてみる。

今度は今のこどもたちを取り巻く環境を考えてみました。
昭和真っ只中生まれの私の時代と比較してみましょう。

例えば・・・
私が小さい時はまだエアコンというものがとても珍しい時代でした。
今ほどの暑い夏ではありませんでしたが、真夏、暑くて暑くて・・・夜寝るときに母がうちわでパタパタしてくれたら本当に嬉しかったものでした。
今は暑い!と思えばすぐクーラー。寒い!と思えばすぐに暖房。
そんなにひどく寝苦しかったりすることも少なくなりました。
でもうちわで仰ぎっこして「あー気持ちいい!ありがとう!」ということもなくなりましたね。

買い物も大きく変化しました。
昔、母と一緒に行く市場は大好きでした。
お肉はお肉屋さん、魚は魚屋さん、八百屋さんに、乾物屋さん、お花もお漬物も全部お店が違いました。
今はスーパーをぐるりと回れば全部揃います。
母との市場での買い物は、それぞれのお店でのやり取りも楽しく、必ず最後には「まいどありがとう!」と言われたらこちらも「ありがとう!」と交わし、私が一緒だと「まゆみちゃんにこれあげよ!」とおまけをもらって、小さいながらも「ありがとう」と言って嬉しかったものです。
その日の買い物一つをとっても一体何人の人に何度「ありがとう」と言っていたことでしょう。

今はスーパーで無言で買って、セルフレジであれば誰とも言葉を交わさずに買い物ができてしまいます。
便利な反面人との少しのコミュニケーションもなくなりつつあります。

私は小さいときかなりひどいアレルギーでじんましんがよく出ました。
夜中にひどく出ることもあり、そのたびに小児科のお医者様のご自宅まで行き、先生を起こして夜中に見ていただくことも度々でした。
先生はお休み中なのにいつも優しく見てくださって、本当にありがたかったものでした。
母といつも深々と頭を下げて「ありがとうございました。」とお礼を言っていたことを思い出します。
今は夜中でも慌てずにネットで状態を検索することもでき、遅くまで開いている薬局もあります。

連絡もメールひとつで簡潔です。
私の小さい時は電話も全ての家にあったわけではありません。
どうしても伝えないといけない時は「呼び出してもらう」ということをしないといけない時もありました。その家の電話を貸していただくわけですから、こちらからも「すみません、お願いします。」ということと、「本当にありがとうございました。」ということは言わないといけません。

など昔と今との環境を比較してみると、なんて便利になったんだろう、と思う反面、「ありがとう」という言葉を言う機会の少なくなったことと、実際に「ありがとう」を言わなくても暮らしていけるようになった・・・これほどに、と我ながらびっくりしました。

生活発表会の劇を通して体感してもらいたい!

これほど便利になった世の中に生まれたこどもたちです。
それも生まれてまだ数年です。
自分の周りにそんなに困ることがないのですね。
当たり前のことなのですが、「感謝」と言うことを教えていくのに、なかなかちょっとした困ったことや手助けを必要とすることが昔ほどないのです。
それでもこどもたちには感謝を教えたいと先生方は努力されているわけです。

先ほどの先生のお話を読んでいると、なかなか0歳児〜1歳のこどもには「ありがとう」と言うことを教えるのは難しくても継続していれば年中さんくらいになれば自然と理解してくれると書かれていました。
そこで、一番最初の話題にに戻り、劇の題材に「感謝」「ありがとう」というテーマを持ち、劇の練習期間から本番までの長い期間に実際に体感することは素晴らしい経験になると考えました。

劇であるからにはいろんな人が登場します。
一番こどもたちが理解しやすい同年代のこども・お母さん・お父さん・おじいさん・おばあさん・小さいこども・女神様・そして他人・・・
いろんな立場の人の役になって考え、困ったり、困った人を助けたり、助けられて「ありがとう」という。反対に助けてあげた時に「ありがとう」と言われる・・・
「ありがとう」と言われた時のなんとも言えない嬉しさ、幸せな気持ち!

「ありがとうといわれる幸福感」のイメージイラスト

そう、ここが大切ですよね。
何かしてもらったら「ありがとう」と言うのは決まりになったり、当たり前になったりしてしまいがちです。
でも人に何かをしてあげて「ありがとう」と言われた時、その時どう思ったか、どんな感情になったか・・・ここが一番体感して欲しいところなのです。
「感謝」をすることはもちろん素晴らしいことです。
しかし「感謝」をしてもらった時の幸福感。
この幸せな感覚をまた次もしたいな、と思うこと。
それが幸福感の連鎖になっていくこと。
自分が「ありがとう」と言われたことが嬉しくて、また何か人の役に立つことをしよう!と思うことこそが素晴らしいことなんですね。
強制的に「ありがとう」と言わされるのとは大違いです。
実際日常生活の中で、そんなに困ったことに巡り合わない昨今です。
劇中ではいろんなことをたくさん経験できるのです。

では劇の根底に「感謝」「ありがとう」を入れるにしても、劇を通してこどもたちがより深く理解し、劇として感動を呼ぶためにはいくつかポイントがあります。
それを今からお伝えしましょう。

先ほども保育者の先生がおっしゃっていたように、あまり小さい園児さんには理解し難く、セリフも言えないので、年中さん〜年長さんに対応する劇、としてお話を進めていきます。

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こどもたちもお客様も感動できる劇にするためのポイント

「感動できる劇にするためのポイント」を文章で丁寧に説明していきます。
詳しくご覧になりたい方は、各タイトルの右横の三角マークをタップしてください。

「感動を共有できる劇」を説明しているイラスト画像

その1 劇中の主役がこどもであること。

その2 こどもが想像しやすい劇の物語りで進行すること

「想像できても演じにくい」というイラスト

その3 ブレない劇の題材を選びましょう

「ごめんねとありがとうは違う」というイラスト

その4 劇として必ず山場や感動ポイントがあること。

とても丁寧にお話をしました。
では今から「本気でかかれる」感動の劇のストーリーをご紹介しますのでご覧くださいね。

生活発表会の劇「はじめてのありがとう」

「はじめてのありがとう」のタイトル画像
劇のラスト、こども達が手を取り合って並んでいる写真

劇「はじめてのありがとう」配役

グータ(こども)   男の子でも女の子でもOK
ツッキー(こども)      〃
ワーリー(こども)      〃

イヌ(グータ)    3人組はダブル・トリプルキャスト、何人でもできます。
タヌキ(ツッキー)
カラス(ワーリー)

旅人 1
旅人 2       何人に増やしてもOK

おばあさん      一人でおばあさんと女神様の両方もできます。
女神様

疲れた旅人

迷子のこども
お母さん

おじいさん
おばあさん

ナレーション

ご覧のようにとてもたくさんの役があります。
役がたくさん欲しいクラスでも、少人数のクラスでも役の融通が利きますので大丈夫です。
女神様は何度か出てきますし、何人でもOKです。
もしも人数の少ないクラスでも、この役の人たちが一度に全員出ることはありませんので、場面を変えて何役でもできるので心配ありませんよ。

では劇のストーリーのご紹介です。

むかしむかし、一面にお花が咲き、きれいな川が流れる小さな村がありました。
畑では野菜がいっぱいとれ、木にはおいしそうな果物がなっていました。
村の人たちはやさしくて、お水も食べ物もたくさんあったので、旅人はみんなこの村で休んでいきました。

旅人が休んでいると・・・!!

(こども歌劇セットの読み聞かせ文より)

読み聞かせ文の挿絵より、いたずらっ子の3人組の絵
(こども歌劇セットの読み聞かせ文の挿絵より)


なまけもののグータ・うそつきなツッキー・いじわる大好きワーリーの悪い3人組が登場!
まさしくミュージカル風な登場の仕方です。

模範演技より、困った3人組の写真
こども達がいたずらっ子に扮して歌い踊っている写真

3人組のテーマソング「3人がいく!」をめちゃくちゃ元気に歌い踊ります。

「♪〜ぼくの名前はグータ 村いちばんのなまけもの〜♪」
(3番までそれぞれの歌詞で歌い踊ります)

テーマ曲「さんにんがいく」を歌い踊っている模範演技の写真
こども達の劇の練習風景
全員で劇のお稽古をする園児達の写真

ある日、ひとりのおばあさんが村にやってきました。おばあさんは長い旅をして、とても疲れていました。
「川はどこですか?」と聞くと・・・
「川は、あっちのお花畑のむこうだよ。」
うそつきなツッキーは本当の川と全く違う方向を教えてしまうのです!

劇中でおばあさんの役を一生懸命するこども達の写真
模範演技より、おばあさんに意地悪をする場面の写真
読み聞かせ文の挿絵より、おばあさんに意地悪をする場面の絵
おばあさんに扮したこどもが杖を一振りするところの写真

疲れて帰ってきたおばあさんは「なんてひどい子達なんでしょう!こらしめてあげましょう!」
・・・あっという間に女神様になりました。
(このおばあさんと女神様の変わり方もダンス風な動きで見せます。)

模範演技より、おばあさんが女神様に変わるところの写真
女神様の場面の模範演技とこども達の写真
女神様に扮したこども達が踊っている写真
読み聞かせ文の挿絵より、動物に変えられた3人の絵

女神様が魔法のダンスを踊っている後ろでは・・・・

さあ、ここが見せ所です!!
いたずらっ子のグータ・ツッキー・ワーリーは女神様の魔法で、犬とタヌキとカラスに変えられてしまいます。
時間にして1分少々。
お客様は女神様のダンスを見ている間に・・・意表をつく演出で変身を見せます!!
この変身の場面は舞台ならではの醍醐味です。

模範演技より、動物に変えられた3人組の写真
動物になる変身シーンのこども達の写真


3人揃って出るのでこどもたちも先生も安心ですね。
何と言ってもダブルキャストにする必然性がここにあるのです!
クラスで劇をするときにどうしても主役をダブルキャスト・トリプルキャストにしたいですよね。
みんなに公平に役を演じてほしい気持ちはどの先生も同じです。
ここの演出法をすることによって、主役をたくさんのこどもたちが無理なく、必然性を持って演じることができます。
わざわざ一人の役なのに2人並んで出すということをしないでもいいのです。
この変身場面の演出は模範演技DVDでご覧いただくととてもよくわかりますし、演技レクチャーや特典映像がついていますので丁寧にわかりやすく解説しています。

模範演技より、女神様の場面の写真
さあどうやって返信場面を演出するのでしょう?・・・
演出レクチャーより、動物に変えられてしまう場面を説明している写真
読み聞かせ文の挿絵より、動物に変えられてしまったところの絵
(こども歌劇セットの読み聞かせ文より)

3人は何日も何日も泣き続けましたが、誰も気がついてくれません。
そこへとても疲れたひとりの旅人がやってきました。
お腹がすいて倒れてしまいます。

模範演技より、旅人が倒れている場面の写真

動物になってしまった3人はどうしてあげたらいいのかわかりません。
そこでワーリーが思いつきました。
「ぼくにまかせとけ! カラスのぼくは飛べるんだ。ひとッ飛びして、木になってるリンゴをとってくるよ。」
なんとカラスのワーリーがリンゴを取ってきて旅人に食べさせてあげました。
ムシャムシャおいしくリンゴを食べた旅人は元気になり・・・
「元気が出たぞ!ありがとう!!」と3人にお礼を言います。

カラスが活躍する場面の模範演技の写真
カラスに扮した園児が弱った旅人にりんごをあげるシーンの写真
読み聞かせ文の挿絵より、烏野ワーリーが活躍するところの絵
こども達が旅人役でりんごを食べるシーンの写真
旅人が助けてもらって「ありがとう」という場面の模範演技の写真

3人は・・・
「ありがとう?ぼくたちがお礼を言われたぞ!」

今まで「ありがとう」などと言われたことがない3人はびっくりすると同時になんともいい気分で幸せな気持ちになります。
演じているこども達が実際にその幸福感を感じられる・・・これがとても大切なことですね。
これこそが「劇をする意義」だと思います。

こども達が劇中で、お礼を言われてびっくりしている様子の写真

その場面に出ている人全員で「ありがとう」というテーマソングを歌います。
とても優しい曲です。
「♪〜ありがとう ありがとう はじめて聞いたありがとう〜♪」

模範演技より、テーマ曲「ありがとう」を歌っている写真
劇中でありがとう」と言われて嬉しい表現をしているこども達の写真

旅人が去ると、小さい子どもが泣きながら登場します。
ママとはぐれてしまったのです・・・
これは大変!なんとかしてあげたくてもどうにもできません。
3人は頭を抱えて考えます。
するとグータが思いつきます!
「ぼくにまかせとけ! 犬のぼくは鼻がきくんだ。この子と同じにおいをさがせば、きっとママが見つかるよ。」

迷子が泣いている模範演技の写真
模範演技より、イヌのグータが「まかせとけ」と言ってる写真
読み聞かせ文の挿絵より、「イヌのグータが大活躍」という絵

グータは子どもの匂いをかいで、クンクンしながらママにたどり着きます。
必死になって探していたお母さんと小さい子どもは会えたのです!
2人は「なんて親切なんでしょう。ありがとう。」お礼を言います。

迷子のお母さんを見つけたシーンの写真
模範演技より「ありがとう」と言われて喜ぶ3人の写真

またまた「ありがとう」と言われた3人は感動です!
再び全員でありがとうの歌を歌います。

嬉しそうに帰っていく親子の後に、オイオイ泣いて登場してきたのはおじいさんとおばあさん。
「可愛がっていたネコちゃんが死んでしまったんだよ。」とても悲しそうです。

模範演技より、ネコが死んで悲しむ老夫婦の場面の写真
たぬきに扮したこども達が考えているシーンの画像

また3人はどうしたらいいのか、ウ〜〜ン・・考えます。
するとツッキーが「ぼくにまかせとけ! ぼくのおなかはポンポコポン。太鼓をならして踊れば、ふたりとも楽しくなるよ。」
ツッキーが先頭を切ってポンポコお腹を鳴らしながらダンスをします。
それを見ていたみんなもだんだんつられて一緒に踊り、連なってダンスをしながら楽しく行進するようになっていきます。

模範演技より、タヌキのツッキーが「まかせとけ!」と言ってる写真
読み聞かせ文より、タヌキのツッキーが活躍するところの絵
模範演技より、ツッキーが先頭で列になって踊っている写真

おじいさんとおばあさんは「楽しく踊って元気が出たよ。あなた達のおかげだよ。ありがとう。」お礼を言います。

模範演技より、喜んでいるおじいさんとおばあさんの写真

またまた「ありがとう」と言われた3人。
その場面に出ている人全員で「ありがとう」というテーマソングを歌います。

「♪〜ありがとう ありがとう はじめて聞いたありがとう〜♪」

劇中で「ありがとう」の歌を歌っているこども達の写真

そこに女神様が登場します。
「グータ、ツッキー、ワーリー、よくみんなを助けてあげましたね。
親切にしてあげたきれいな心にめんじて、もとに戻してあげましょう。」

女神さまが棒をふると・・・・
ここで再び布が出てきます。

模範演技より、再び女神様が登場するところの写真
女の子が女神様に扮して杖を振っている写真

3人組は人間にもどって「やったーー!!」飛び跳ねて喜びます。

グータ 「ぼく、これからは昼寝ばかりしていないで、お手伝いをするよ。」
ツッキー 「ぼくはもう、うそをついて、みんなを困らせたりしないよ。」
ワーリー 「ぼくも、いじわるするのはやめるよ。」

やさしくて親切になった3人は、村の人たちとも旅人たちとも仲良くくらしました。
それをみて、女神さまはお花畑でほほえんでいました。

模範演技より、人間に戻って喜ぶ3人の写真
読み聞かせ文の挿絵より、いい子になった3人の絵

ナレーションの間に全員が登場します。
今までいろんな役をしたこども達はどの役で登場しても大丈夫ですよ。

模範演技より、感動のラストシーンの写真

さあここからが感動の場面になります!

全員が揃いました。
一人ずつでも、グループになっても、全員が声を揃えてもOKです。
客席に向かって「呼びかけ」の形でのセリフを大きい声で言います!

「ありがとうって素敵な言葉!」
「ありがとうって大切な言葉!」
・・・・・
・・・・・

こどもたち全員が声を出せるように書いています。
この言葉が心から言えたら最高ですね!!
きっとこどもたちはすぐに心から言えると思います。
心から言えた言葉は絶対に客席に届くはずです。
お客様はきっと感動の涙でいっぱいになることでしょう。

感動場面のポイントのイラストと作者の写真
劇のラスト、こども達が感動の「呼びかけ」をしている写真

最後は華やかにフィナーレです!
「ルンルンハッピー・げんきな子」をみんなで歌います。

「♪〜パッパッ おはながパッ キラキラ おひさまキラ ソヨソヨ そよかぜソヨ
きれいな村がありました
明るくやさしくなかよしで ぼくらはみんな元気な子
ハッピーハッピー オーハッピー ハッピーハッピー ラララララ〜♪」
(3番まであります。)

模範演技より、フィナーレで「ルンルンハッピー・げんきなこ」を歌っている写真
劇のフィナーレ、こども達があげんきに歌っている写真
やり切ったこども達の笑顔いっぱいの写真
劇のフィナーレの写真の数々

こどもの音階を考えて楽しく元気に歌えるように作曲したテーマソングです。
上演された全国の園のこども達は、このテーマソングはすぐに覚えて大好きらしいですよ。
声も出しやすく歌詞も楽しいし、歌振りもついていますのでフィナーレはとても盛り上がります。
上手のお客様・下手のお客様・正面のお客様にきちんと挨拶をする振りまで入っています。
そう!お客様に「最後までご覧いただきありがとうございました!」の気持ちを込めて・・・

「はじめてのありがとう」はPETIPA公式オンラインショップにてご購入いただけます。

PETIPA公式オンラインショップのバナー

PETIPAの教材に似せた商品にご注意ください!
PETIPAの教材はこちらの公式オンラインショップでしか販売しておりません。
他のサイトでの販売は無許可の商品です。
被害にあわれた方もいらっしゃいますので、ご注意ください。

模範演技DVDよりダイジェスト動画です!

こども歌劇「はじめてのありがとう」の模範演技DVDよりダイジェスト動画が新しく出来上がりました。
短い動画でセリフやテーマ曲も入りとてもわかりやすくPETIなっています。

プロの役者さんたちが演技してくださっているのでとてもわかりやすく、こどもたちにしっかりと指導できますよ。

ご覧ください!!
       ⬇︎

こどもが理解しやす劇のストーリーが大切です。

ストーリーを読まれていかがですか?
とてもわかりやすい、と思われたと思います。
大切なのは・・・こどもが理解できる、理解しやすい。・・・ということです。
演じるのはこどもです。
生まれてまだ数年の経験と知識しかないこどもです。
もちろん想像することは大切ですが、経験の上に想像することを積み重ねていって欲しいですよね。
自分が直接経験したことではなくても身近にあったこと、見たり聞いたりしたことの上での想像はいいと思います。
あまりにかけ離れたことを劇にするのは、少し無理になってきますし、それによる反応や感情も嘘のものになってしまいます。

以前研修で伺った園様が「今劇の練習中なんですが、ちょっと見てアドバイスをしていただけませんか?」とおっしゃるのでその姉妹園の劇を見たことがあります。
人魚姫でした。
それもこども達は自分の声でセリフを言うのではなく、もともとお話を聞かせることを目的として作られたCDのセリフに合わせてゼスチャーをするだけでした。
つまりお芝居の「間」では全くないのです。
流れてくる声に合わせて動作をするだけです。
こども達は流れてくるセリフに合わせて動いて劇をしていましたが、そのセリフが・・・
「教えてください!本当の愛を!」・・・これがテーマだったようで、何度もこのセリフが出てきていました。こども達は何度も「教えてください!本当の愛を!」に合わせてジェスチャーをします。 きっと大切なセリフだからしっかり動きましょう、と言われたんだと思います。
こども達は先生の言う通りに頑張っていました。
「本当の愛」・・・そうですね、人魚姫のお話の根底に流れるのは大きい意味での本当の愛なのでしょうけれど、それをこども達が果たして理解するでしょうか?
する、と言うより・・・かなり無理ですね。能力の問題ではあません。
劇は発表会当日にちゃんと間違わずにセリフを言って、きちんと演技ができたらいい、というものではないと考えます。
大切なのは劇の練習中から当日、そしてその後までの長い期間に「劇を通して何を感じ、学ぶか」ということですね。
毎日毎日の練習中に、こどもたちは「教えてください、本当の愛を!」と心から思えるのでしょうか?

何ヶ月、何日もせっかく練習するのですから、劇の中の人物になってこどもの経験からくる「ありがとう!」を心から言うこと、「ありがとう」と言われることをした時の喜びの感情・・・などを本気で感じることの方が私は大切だと思うのです。

人魚姫のストーリーは誰でもが知っている、という前提で上演を決められたことでしょう。
人魚姫の題材自体が悪いと言っているのでは全くありませんよ。
違う切り口での脚本・演出の仕方があったかもしれません。
しかし題材選びを間違ったり、絵本や昔話の本をそのまま上演することにすると、到底こども達に理解のできないことをさせていくことになりかねません。
最初のポイントに書いたように「こども達が理解できる内容」ということを大切に題材選びをしてほしいと思います。

PETIPA公式オンラインショップはこちらです。
(下の画像をクリックしてください!)
         ⬇︎

「劇指導サポート動画」で自信を持って指導できます!

劇題材も決まりいよいよ演技指導!・・・・そうすると案外色々な問題が出てきたりします。
先生お一人で迷ったり、考えたり・・そんな時にお役に立ちたいとPETIPAは「劇指導サポート動画」を作りました。
セリフの言い方・演技の練習法・演出のポイントなどを私たち舞台のプロが動画で丁寧に解説します。
これをご覧になったらきっと「自信を持って指導できる!」と思っていただけると信じています。
そして「劇ってこんなに楽しいんだ!」「劇をしてよかった!」と感じていただけると嬉しいです。
短い動画ですのでスキマ時間にすぐに見られますよ。
説明も丁寧ですのでぜひご覧ください。
     ⬇️

「劇指導サポート動画」のバナー

PETIPAはInstagramでもお役立ち情報や教材の紹介を発信しています。
劇発表教材はインスタから簡単に詳しい情報が得られるようになりました!
皆さんぜひフォローしてくださいね!
よろしくお願いします。
     ⬇️

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こども歌劇を上演された園の先生方 ユーザーの声です!

A保育園 M園長先生

「はじめてのありがとう」をしようと思ったのは、この役にぴったりの元気な子たちがいたからです。本当に生き生きと演じてくれて心のそこから楽しい劇になりました。そして何と言ってもこの劇をした後のこどもたちの成長に目を見張ることがありました。みんな優しくなったのです!!きっと人に優しくすることが本当に自分達も幸せな気持ちになるということが身体中でわかってくれたのでしょう。指導した先生たちも感動しています。

N幼稚園 幼稚園教諭

年中さんでもあっという間に仕上がって、こども達の本気のセリフに胸を打たれて涙が出てしまいました。

という私たちにとっても本当に嬉しいお言葉をいただきました。
これこそが劇をする意義があるということだと感動しました。

こういう体験は幼児期でないとなかなかできにくいことです。
小学校でもそういう機会は少ないものです。
ぜひこどもたちには「ありがとう」と言われることをしたら、本当に幸せな気持ちになり、その幸せな気持ちをどんどん育てていける・・・そんな体験をさせてほしいと思います。

年長さん向け劇「夢の色ってどんな色?」という作品が、全国で爆発的に人気!

年長さんの劇発表はなんとしても成功させたい!
そんな願いで先生方は劇の題材を探していらっしゃいます。
この「はじめてのありがとう」は感謝がテーマですが、「夢」をテーマにした「夢の色ってどんな色?」という作品が、全国で爆発的に人気になっています!
この「夢の色ってどんな色?」は卒園児さんに向けて書き下ろされたオリジナルの作品です。
教育的テーマ「夢を持って自信を持って歩いて行こう!」を根底に、個性を大切に、明るく元気に夢を持って巣立ってほしい、という願いを込めています。

『場所は妖精学校。
卒業を控えた妖精たちに卒業試験の問題が出されます。
問題は・・・「夢の色ってどんな色?」です。
さあ、難しい問題を解くために、妖精たちはたびに出ます・・・・・・』
こちらにとても詳しく写真や動画でアップしています。
年長さんの劇発表を絶対に成功させるコツ!もぜひご覧くださいね。

「夢の色ってどんな色?」のバナー

「友情」がテーマの冒険ストーリーの劇も大人気です!

劇のテーマは「友情」です。
一括りに友情といってもいろんな友情がありますが。
「ヨーホー・宝探し」はそれぞれ個性の違った海賊たちが主役です。
4人の元気な海賊たちが力を合わせて宝を探していく、というワクワク感たっぷりの冒険ストーリー!
年中〜年長さん向けです。特に元気で元気で仕方がない!というクラスにはぴったりですよ。

『元気な海賊リン、ルン、レン、ロンはキャプテンから宝の地図をもらいます。
キャプテンが言うには「4つ宝箱を集めたらお宝が手にはいる」そうです。
お宝!・・・4人はそのお宝を探しに元気に出発します。
でもあらゆる困難が出てきて・・・最後に4つ揃った宝箱から出てきたお宝とは???』
こちらをご覧ください。
ストーリーも丁寧に説明していますよ。作者が語る・・・という動画も大人気です。

「ヨーホー・たからさがし」のバナー

こども歌劇人気3作品の特長や内容の比較

「夢の色ってどんな色?」は人気No.1ですが、No.2 No.3の作品も興味がある!!
そんな方には人気3作品の比較をわかりやすく表にして説明しています。
クラスの人数・男女比・時間・テーマ・配役の多さ、少なさ・音楽・上演時間などもきちんと書いてありますのでぜひこちらをご覧くださいね。
       ⬇︎

劇人気3作品の比較のバナー

感動の生活発表会用劇はまだまだあります!

「こども歌劇セット」の内容をご紹介します!

「こども歌劇」は元宝塚歌劇団 桐生のぼる代表の株式会社PETIPA(プチパ)が制作したオリジナル劇発表教材です。
そしてPETIPAの劇発表教材は全て「こども歌劇セット」になっています。
セット内容は「読み聞かせ本&脚本・模範演技&演技演出指導法収録DVD・歌&音楽収録CD・楽譜」全てがセットになっています。このセットさえあれば劇の指導の即入ることができます!

「こども歌劇セット」の内容を短い動画でわかりやすく説明していますのでぜひご覧ください!
とってもよくわかりますよ!
       ⬇︎

「ちょうちょのあまやどり」はみんな仲良く、がテーマ。(年長さん向け)

テーマは「外見や偏見にとらわれず、仲間はずれや意地悪をしないで、みんな仲良く」です。

ストーリーは・・・
白と黄色のちょうちょが結婚式を挙げました。まだ住むところが決まっていません。
そこに迷子のテントウムシ君が現れます。
すると突然雨が降ってきて、3匹は雨宿りができるところを探しお花のところに行きます。
白・黄色・赤の花、みんな自分の色以外のひとはダメと言い、3匹一緒には雨宿りさせてくれません。
どんどん雨は強くなり…怖いカラスもやってきて…3匹はどうなるのでしょう?
     ⬇︎

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音楽で心豊かに「さんにんのプリンセス」(年長さん向け劇)

テーマは、芸術(音楽)は心を豊かにします。個性を活かし、力を合わせてひとつの事を作り上げる素晴らしさ、です。

ストーリーは・・・

湖を争って仲の悪い3つの国がありました。
それぞれの国の可愛いプリンセスは、歌・ダンス・バイオリンの特技を持っています。
プリンセスたちはその特技を活かして、戦いをしずめ、平和をもたらそうと力を合わせます。
でも3つの国には女官長や大臣が悪いことを企んでいるのです…
女の子が大好きなプリンセス!
女の子全員がプリンセスを演じることができます。
      ⬇︎

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年長さん向け「さんにんの王子」劇を通して本当の強さを体感します。

テーマは「強いという事はやさしいという事」です。

ストーリーは・・・
弓矢・槍・剣が得意な3人の王子がいました。王子達は「もっと強くなりたい!」と言って旅に出ます。
途中倒れていた人や岩に閉じ込められた人、などいろんな困難に遭います。
その度に王子達は武器を武器として使わずに人々を助けます。
そしてクライマックスは、闇の帝王ブラックシャドウと対決することに!!
いろんな苦難を乗り越えて帰ってきた王子達は本当の強さを知るのです!
配役もたくさん、勇ましい王子や可愛いプリンセス役は全員ができるようになっています。
詳しくはこちらをご覧ください。
      ⬇︎

「さんにんの王子」のバナー

「ポンちゃんにじをかく」は劇を通して混色が学べます。(年中さん向け)

ポンちゃんは虹をかきたいのですが、赤・青・黄の3色のクレパスしか持っていません。
困ったポンちゃんはクレパス王国
ゴールド王とシルバー女王様は「色が3つでも虹は描けますよ。私達がおしえてあげましょう。」
と言ってくださいました。
さぁどうするのでしょう??
色と色をまぜまぜしたら・・・
わ~~~こんな色ができちゃった~!
・・・そこへやんちゃな黒色クレパス君が「僕も混ぜて!」とやってきて!・・・
さあ、虹はかけるのでしょうか?
楽しく劇をしながら「混色」が学べるとても楽しい劇です。(年中さん〜できます。)
      ⬇︎

「ポンギャンにじをかく」のバナー

「食育」がテーマの「オニオンリング星のカレーライス」(年中さん向け劇)

「オニオンリング星のカレーライス」はテーマを「食育」にしています。
劇中で、野菜やお肉になりきって楽しく演じていくうちに、食べ物と食べることの大切さ、優しい気持ちが体感できることでしょう。
食べ物には愛情や気持ちがこもっていることを、楽しくわかってもらえるとてもいい体験になると思います。
自由に体を使って表現できるので元気な年少〜年中さんにぴったりの作品です。
こちらにストーリーや実際に上演されたこども達の写真などをアップしています。
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