女の子にぴったりの生活発表会! 世界でひとつのプリンセス物語

幼稚園・保育園・こども園の先生にとって、生活発表会やお遊戯会の劇の題材を探すのはとても大きく責任のあるお仕事だと思います。
特に年長さんの劇ともなると力が入りますよね。
園生活の集大成!成長した姿を見てもらって、胸を張って小学校に送り出してあげたい!そう思われることでしょう。
特に今、世間、いえ世界中がとんでもない状態になっています。
直接の打撃を受けている人々、そうでなくてもイライラしたり、誰もが緊張した毎日を送っています。
そんな状態でも発表会はやはり楽しく、元気なこどもたちであって欲しいですよね。
こどもたちでさえ、緊張を強いられているわけですから、わけがわからないだけにかわいそうです。
そんな中での発表会だからこそ「心豊かに」なれる題材を選んで欲しいと思います。
物質も大切です。お金も大切です。
でも「心が豊かになる」ことは本当に大切なことだと思います。

阪神淡路大震災を経験したPETIPAです。
当時私の3人のこどもは小学生・幼稚園児・3歳でした。
いろんなものが壊れてしまいました。
でも、そんな時でもやはり大切なのは「元気な心、豊かな心」だと身にしみました。
そう感じるまでにはある程度の時間が必要でしたが。
だからこそ、今こどもたちに「心豊かな」ということを何らかの形で感じてもらえたら、と思うのです。

それには発表会の劇というのはとてもいい経験、体験ができる場です。
劇発表を通して、「心豊かに」こどもたちが成長してくれたら、こんな嬉しいことはありません。
小学校に行ってしまうと、なかなかそういう経験の場も少なくなるでしょう。
園児さんの間に、劇を通して学べること、体験できることがあると思います。
それをどうやってしていったらいいのでしょう?
それを今からゆっくりと進めていきましょう。 

「年長さんの劇で、こどもの成長を促すためには?」

そのためにはやはり「芸術」が大きな影響を与えてくれると思うのです。
年長さんといえどもまだ園児さんです。
劇の中で表現しやすい芸術となると・・・音楽(合奏など)・歌・ダンス・・・が劇としても表現しやすいのではないでしょうか?
どれも園生活で日常されていることですよね。
上手に組み入れた劇ができるはずです。

その1

得意なことを伸ばせる題材を選ぶこと。

どうしても私たちは「人並み」が良かったり「人と同じようにできる」ことに一生懸命になりがちです。
だから人より少し遅れているところを力を入れて頑張って追いつこうとしたり、させたりします。
でも劇はテストでも試験でもありません。
表現の場です。
年長さんにもなれば色々な個性が出てきます。
得意なこともあるでしょう。
歌うことが大好きなこども・体を動かしてダンスをするのが得意なこども、楽器を持たせると生き生きするこども・・・
何もダンスがあまり得意ではないのに、無理やりさせることもないでしょう。

つまり弱点強化ではなく「強点強化」です!
弱点は少し横に置いておいて、得意なこと、大好きなことをさせてあげられる作品を選ぶ、ということです。
そしてその中には、ざっくり運動が得意!なのですが、運動の中でも何か・・・
例えば、A君は体操が大好きです。その中でも抜群に側転が上手です。
じゃあ、その側転を劇の中にちょっと組み入れてあげましょう。
ちょっとしたことでいいのです。
全員が全員とはできませんが、先生だったらきっと感づいてあげられるこどもがいるはずです。
自分の得意なことを表現できると、それは自信につながります。
きっとそれは「認められる」ということを体感できることだと思います。
それは人の存在価値につながることですよね。
あなたのその部分が、ここには絶対に必要です、ということですよね。
人から必要とされることは心から嬉しいことです。
どんどん自立していくこどもたち。
その成長過程に、自分の得意なことや好きなことが役立っている、と実感できたらすごくいいことだと考えます。

その2

思いやりの大切さを、こどもたちが気づくこと。

「思いやり」これは本当に大切なのは誰だって頭ではわかっているはずです。
きっと先生方も「誰かが困っているときは、自分だったら・・・と考えて・・・」と説明しても、こどもたちにはなかなかわからないことですよね。
難しいです。
思いやる、ということは想像力とつながることです。
なんでもがマニュアル化し、デジタル化している今日この頃です。
人の痛みがすぐにわかるこどもばかりかというとそうではないかもしれません。
やはりそういう時には、疑似体験が一番だと思います。
劇、お芝居、というのは元は「ごっこ遊び」なのですから、劇の中で体験できるいい機会です。
もちろんそれは年長さんだけに限りません。
年中さんでも体験できることではあります。
しかし年長さんになるともう少し社会性のある「思いやり」も体験できるはずです。

例えば、Bという役の人がものすごくお腹が空いている・・・Cさんはお腹いっぱいだけど、かわいそうだな、なんとかしてあげたい!と思える。
これも「思いやり」です。
でももう少し複雑にして、自分の周りの人たちが困っている、それが国だとしましょう。
それは国同士がいがみ合っているから、悲しいのです。
自分の国の人たちも悲しいけれど、いがみ合っている相手の国の人たちも悲しいのです。
ちょっと文章で書くと難しいように思いますが、実際劇にしてみると、こどもたちはすんなりその感情がわかるようです。
年長さんになると自分個人のことだけではなく、クラスのことや学年のこともわかってきます。
これからどんどん成長して、コミュニケーションということがすごく必要とされる社会人になっていくのです。
そんなの先のこと・・・と思わないでくださいね。
小さい時の経験こそが人格を形成するのに非常に大切なのですから。
それは先生方がよくわかっていらっしゃることだと思います。

そういう「思いやり」の気持ちを持てるような劇を選んで、練習中から少しずつ考えたりしていくことは、楽しい中であるからこそ身につけていけることだと考えます。

その3

何か挑戦できる役・場面・音楽があること。

こどもの成長といえば、やはり先生や保護者の方は「あんなに小さくてわけがわからなかった子が、こんなに成長してくれて!」と言われるように、やはり年長さんならでは!・・・と感じることですよね。
そのためには、その大きく成長したこどもが尚更、何かに挑戦している姿こそが、さらに感動を呼ぶことだと思います。
自分のできる範囲だけで守りに入って楽々してしまうより、ほんの少し頑張れるところ、場面があると毎日少しずつ挑戦できるのです。
この場合、あまりに大きな挑戦にしないことが大事です。

ちょっと面白い例えですが・・・
D君は人を笑わせたりするのがとても得意なこどもです。
今はお笑いの芸人さんが大人気ですね。
普段とてもユニークなことをよくして笑わせています。
では思い切って、超弾ける面白い役に挑戦してみたらどうでしょう?
もちろんたった一人で、というわけではありませんよ。
何人かでも大丈夫です。
先頭切って面白いセリフを言ったりしてみんなを引っ張っていく、そんな感じでもOKです。
劇中での楽しい場面があるとてもいいですね。
普段の力を劇の中で思いっきり生かしてみる、そんな挑戦もいいですね!

そしてもう一つ大切なことがあります。
音楽です。
どんな劇でもほとんどは「こどもが歌うために作られた音楽」です。
でも一つの挑戦として、クラシック音楽を使う・・・ということもオススメです。
これは一番「心を豊かに」するための素晴らしい音楽を使う
ということなのです。
クラシック音楽はこどものためだけに作られたものではありません。
人々の心を豊かにするために本物の音楽を使うことは素晴らしいことです。

ただ、やはりこどもが歌ったり踊ったりするのですから、音域や歌いやすい曲・踊りやすい曲を使い、アレンジもちゃんとしなければいけません。
CDを使ってもいい園、ピアノだけで進行する園、様々です。
そんな時、どちらでもできるようにアレンジしていたらクラシック音楽は格調高く、それこそ年長さんだからこそできる劇になるでしょう。
こどもたちの成長を促すためにも素晴らしい音楽を使うことをお勧めします。 

夢が実現できる!


(「さんにんのプリンセス」を上演されたAこども園様が写真と映像を提供してくださいました。)

今の世の中には「夢」というキーワードがすごく大切だと感じます。
こどもそのものが「夢」かもしれません。
でもこどもなりに素直な可愛い夢がありますよね。
女の子の夢で多いのが「プリンセスになりたい!」・・・可愛いですね。
PETIPAは本当に大勢のこどもたちに接してきましたが、女の子に「プリンセス!」と一言いうと、キラキラ〜目が輝きます!
白雪姫や人魚姫・・・姫とつく劇が多いのもうなづけます。
女の子の今現在の「プリンセスになる夢」は小学校に行ってしまうと、そうそう実現は難しくなります。
そしてこども自身も大きくなってきて、羞恥心も芽生え、素直にプリンセスになる・・・というのもいえなくなってしまうかもしれません。
園生活の間に、今の夢「プリンセスになる」を叶えてあげましょう!
それは実際に夢が実現できた!と体感できることです。
その達成感と幸せ感はきっと大人になっても残っているのではないでしょうか?

そうは言っても白雪姫や人魚姫は一人です。
もしもクラスの女の子が20人もいたら・・・同時に何人もの白雪姫が登場しないといけないことになってしまいます。
みんなを公平することはいいのですが、同じ場面に何人もの白雪姫が並んでいるよりは、その役は一人の方が目立つしいいですよね。
ではどうしたらいいでしょう?
何人かのプリンセスがいたらいいのです。
それぞれの個性が際立っていると、それぞれが主役なのですから。
その何人かのプリンセスがダブルキャスト、トリプルキャストにすると・・・無理なくクラスの女の子がみんなプリンセスをすることができるわけです。
そのために書かれた脚本ならそれができるはずです。


(こども歌劇「さんにんのプリンセス」模範演技DVDより)

一人のプリンセスのお話だと、お話によってはいい場面とあまり目立たない場面とができてしまいます。
でも複数プリンセスがいると随分舞台に立てる時間も長く取れます。
色違いのドレスにしてあげたり、デザイン違いの衣装にしたり、その子の個性に合わせることもできます。
女の子の大好きな「プリンセス」の夢を実現することによって、夢は実現できるんだ!という実感が味わえることは貴重な体験だと思います。
プラス舞台上にプリンセスがたくさんいると華やかですよね!!

じゃあ男の子は??
そうですよね。
男の子の活躍の場もしっかり持つことが大切ですよね。
それはちゃんと考えてあげないといけません。
女の子の憧れと男の子の憧れは少しばかり違いますね。
精神的な成長の進み具合も男の子と女の子は違います。
では男の子は王子様がしたいでしょうか?
私自身は2人の男の子と1人の女の子の母ですからよくわかりますが・・・男の子は決して王子様がしたいわけではないような気がします(笑)ヒーローはしたいと思いますが。
男の子が恥ずかしがらずにかっこよくできる役や、反対に面白い役は人気です。
あとで説明しますが、今人気のお笑いのように、面白いことができる役は男の子にすごい人気です!
上手に配役してみましょう。

文章で色々説明しましたが、実際にこの「さんにんのプリンセス」という物語が教育的テーマとして
「心豊かに、思いやりを持てるように。みんなで力を合わせて一つのことを作り上げる。」ということを根底に書かれた感動的な、世界でひとつのプリンセス物語です。
今から配役とストーリーを丁寧に解説していきます。 

男の子でも女の子でもできる配役がいっぱいです!

「さんにんのプリンセス」配役

山の国のプリンセス  マーガレット (プリンスでもOK)
森の国のプリンセス  リリー    (プリンスでもOK)
川の国のプリンセス  デイジー   (プリンスでもOK)

山の国の王様 (女王様でもOK)
森の国の王様 (女王様でもOK)
川の国の王様 (女王様でもOK)

山の国の大臣 (女官長でもOK)
森の国の大臣 (女官長でもOK)
川の国の大臣 (女官長でもOK)

山の国の人々
森の国の人々
川の国の人々

3人の中にプリンセスが1人で、プリンスが2人でも全然OKです。
言葉使いを少し変えることで対応可能ですよ!
もちろん3つの国の王様も女王様に変えても大丈夫ですし、人気の大臣の役も女官長にすれば女の子でもできます。

ではストーリーをご紹介しましょう。 

心豊かに!「さんにんのプリンセス」

きれいな湖のまわりに、山の国、森の国、川の国の3つの国がありました。
山の国のプリンセスは音楽を演奏するのが大好きなマーガレット。
森の国のプリンセスは歌が上手なリリー。
そして川の国のプリンセスはデイジー、ダンスが大好きです。
3つの国の間には、綺麗な水と魚がいっぱいの湖がありました。
それぞれの国はその綺麗な湖ををひとりじめしたくてけんかばかりしていました。

心優しいプリンセスたちは、国の人々が優しい気持ちになるようになってほしいのです。
マーガレット姫は、王様たちのところに行き、バイオリンを弾きました。
きれいな優しいメロディが流れ、みんながうっとりとしていると、突然大きな声がして山の国の大臣が「いけません。大切な話し合いの時にバイオリンの演奏だなんて。王様、バイオリンなんて弾いて遊んでいると、湖を他の国に奪われてしまうかもしれません。」と王様に言いました。
それを聞いた山の国の王様は「湖が我が国のものになるまで、音楽は禁止だ!と言い、山の国から音楽がなくなりました。

森の国でもリリーが歌を歌ったり、川の国でもデイジーがダンスをして人々に笑顔になってもらおうとしましたが、同じように王様に歌もダンスも禁止されてしまったのです。

そんな時に3人のプリンセスが出会いました。

そこへ3つの国の大臣たちがやってきて、ひそひそ話を始めました。大臣達は湖を独り占めするように言い3つの国の仲を悪くして、戦になるように企んでいたのでした。それぞれの国の悪口を言わせたり、音楽やダンスを禁止させてみんなをイライラさせたり。そして、戦いになったら王様たちを殺して、自分たちが国を乗っ取ろうとしていたのです。

「どうしましょう。このままだと、本当に戦になってしまうわ。」これを聞いた3人のプリンセスは、一生懸命考え…ひらめいたのです!
「私たちには、誰にも負けない武器があるわ。」

まさしく戦いは始まろうとしていました。

「戦はダメよ!」そこにプリンセス達が駆けつけたのです。

戦いを止めようとする3人に、「武器もないくせに、どうやって戦いを止められるのだ!」と大臣達は高笑いします。3人のプリンセスが言いました。「私達の武器はこれよ!」

マーガレットのバイオリンの音が流れ、リリーの歌が響き渡り、デイジーが軽やかにステップを踏みます。

するとそれまで怖い顔をしていた王様も家来も笑顔になり、敵同士だったみんなが肩を組んで音楽に合わせて歌ったり踊ったりしだしたのです。プリンセス達は得意なバイオリンや歌、ダンスで戦いを止めたのです。マーガレット、リリー、デイジーの3人が言いました。
「音楽はみんなを笑顔にするのよ。」
「歌ったり踊ったりすれば、仲良く手をつなげるの。」
「手をつなげば平和がやってくるのよ。」

3つの国は仲良くなったのです。
湖のきれいな水や魚は、みんなで分け合いました。

大臣たちもいい人になり、国のために一生懸命働くようになりました。
国じゅうの人々が音楽を演奏したり、歌ったり、踊ったりして、笑顔があふれました。

 

「さんにんのプリンセス」ダイジェスト動画です!

劇発表教材こども歌劇「さんにんのプリンセス」の模範演技DVDをダイジェスト動画にしました。
ストーリーはわかっても、どのくらいのセリフなのか・・・こどもがセリフを言えるだろうか・・・不安なところもあると思います。
そこが舞台のプロが制作したものです!
長い文章のセリフは一切ありません。
こどもが覚えやすく、きちんと言えるセリフ量とセンテンスの長さになっています。
ぜひご覧くださいね。
⬇︎
 

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舞台を華やかにするための「衣装」「髪飾り」「小道具」

物語はとても感動的!そしてなおかつ華やか!音楽も格調高く!
でもやはり見栄えのする衣装をより華やかにすることで、もっともっと華やかになります。
ここは桐生が元宝塚歌劇団出身ですので、皆さんのお力になれます!!

園児さんの衣装や小道具に絶対に外せないのは・・・
「安全・簡単・経済的」ですね。
いくら豪華にできても1人につき1000円もかけていられません。
そして一番大切な「安全」です。
怪我をしないように、肌にも優しいものを使わなくてはいけませんね。

宝塚歌劇団の舞台は大きくて遠目から見ると本当に豪華です。
もちろん豪華な衣装なのですが、個人的に髪飾りやアクセわりーなどは娘役は手作りするんですよ。
私は男役から途中で娘役に変わりましたので、どちらの苦労もよくわかります。
特に娘役の髪型・・・カツラも1つのショーに5〜6個くらいは変えますし、全カツラ・半カツラ・つけ毛・・・様々です。
1公演にお芝居とショーの2本立てで、カツラが10個という時もあります。
カツラもカールをつけて、セットも自分でします。
それに付け加え、衣装にマッチした髪飾りやアクセわりーも手作りすることは珍しくありません。
どんなに綺麗でも、その場面のイメージや衣装にマッチしないとダメですし、何と言っても相手役の男役さんとのコンビネーションも考えないといけません。
髪の毛一つでも、長い髪の毛で踊っていて相手役さんの顔に当たったりすると、かなりな迷惑になってしまいます。
その上、衣装がえをする時間は忙しい時では1分くらいで、髪型から衣装、靴まで変えないといけなくなります。
さっと変えられるようにも工夫します。
ですから、カツラを作り替えたり、髪飾りやアクサわりーを直したりして、初日の前日はほぼ徹夜・・・なんてことはよくある話です。
華やかな舞台の陰にはこんな苦労もあるんですよ!

余談になりましたが、こんな経験から、幼稚園・保育園・こども園の先生の衣装や髪飾りの工夫の参考にしていただけるようにできると思います。 

プリンセスの衣装を可愛くしましょう。

こどもたち自身が「かわいい〜!」と喜ぶようにする工夫です。

今まで裾までのスカートなどはく機会はなかったかもしれません。
でもプリンセス、というとやはり長めのスカートにしてあげたいですね。
宝塚などではスカートの下にはパニエや輪っか(スカートを膨らますための骨組みのようなもの)を履いてボリュームを出します。
こどもたちにはそれは無理ですので、飾りでボリューム感と可愛さ・華やかさを出しましょう。
この「さんにんnのプリンセス」には3人それぞれの可愛さを出しています。
よくわかるように色もデザインも違うドレスにしています。
でも園で色もデザインも違うように作るのはとても大変です。
そういう時のお役立ちは・・・

写真をみてくださいね。

これはダンススタジオPETIPAとして大きな発表会をしてきたPETIPAのステージです。
ダンスですのでスカートは短いですが、プリンセスなら足首くらいの長さがあるといいですね。
もし足首までの長さがなくても膝が隠れるくらいあればOKでしょう。

実はこのお花・・・「紙のお花」です!
園で先生方が一番よく使う「パタパタ折って作る紙花」なんですよ!
紙花を作る機械がある園もあるそうですね。
でもこれ、すごくかわいいんですよ。
「安全・簡単・経済的」これを全てクリアです!
そして、ボリュームが出るんですね。

ちょっとした工夫

3にんスカートの色から変えて作るのは経済的にもサイズ感も大変です。
そこで、ベースのスカート(ワンピースでもOK)はプリンセスみんな一緒にします。
上からつけるお花を色違いにしてみてはどうでしょう?

つけるお花の色をマーガレットは黄色・リリーはピンク・デイジーはブルーとかにしてみてはいかがでしょう?
どうしても可愛くしたくて、ピンクや黄色・白のお花を混ぜて作ってしまいたくなりますが、そこは色違いにするととてもよくイメージが変えられます。

ちょっとしたことでセンスアップ!

でもブルー一色ではちょっとつまらない・・・
そんな時はブルーの濃淡使いにします。
薄いブルーと濃いブルーのお花を使ってみましょう。
コツは薄いブルーと濃いブルーの数を同じにしないことです。
どちらが多くてもいいと思いますが、同じ個数よりも少し違えたほうがニュアンスが出ます。
ピンクや黄色も濃淡を使うと・・・3にん揃うとすごく綺麗です!
もしも濃淡ができない時は、それぞれに白のお花をプラスしてもいいかもしれません。

つける位置は?

スカートに満遍なく等間隔でつけるよりは・・・
オススメはスカートの下の方に多めにつけることを提案します。
どうしてかというと、スカートにボリューム感が出るのです。
そもそもスカートというのは下の方に向かって広がっています。
しかしこどもは身長が低いので、スカートもちょこん、とかわいい感じになってしまいます。
ですから下の方に向かって多めにつけると、スカート上部より下部に目も行きますのでボリューム感が出て安定した感じになります。

スカートを使い回しにしたい時は・・・

お花を縫い付けてしまったらそのスカートはこのお話にしか使えない・・・そう思われるかもしれません。
その時は。
スカート2枚重ねです。
ベースのスカートを白にしておきます。
そして少し透けるような薄い生地のスカートにお花をつけてみてはどうですか?
もしできるのなら、上から重ねる薄いスカートをそれぞれの色にすると、完璧です!
薄いピンクの生地のスカートにピンクの濃淡のお花・・・想像するだけでかわいいです!!

本番に可愛さ・華やかさのピークにするためには。

こどもたちはお花がついたスカートを履くとテンションMAXです!
これはPETIPAが研修に行って、発表会のプロデュースをした時もこの衣装を使いましたが、こどもたちの喜びようはすごいです!
喜んで、笑顔がはじけて本番は本当に華やかで大成功でした。
しかし、ちょっと気をつけてほしいことがあります。
それは・・・

スカートに紙のお花をつける時は「パタパタ折った状態」でお花の真ん中を縫い付けるだけです。
つまり、スカートには山折・谷折りした細い状態の紙のまま縫い付ける、ということです。
そして練習中はそれをきてお稽古、です。
決してこどもが喜ぶから、と言って早い段階から紙のお花を開かないことです。
最終的な練習の日でもいいですね。
その日にお花を開きましょう!
そうしないと、ふんわり置いておいてもお花がぺっしゃんこになってしまう可能性があります。
「頑張って練習しようね!そうしたらお花が綺麗に咲くからね!」などと励まして練習しました。
発表会前の最後の練習日にお花を開いたら・・・・もうどんなに喜んだでしょう!!

本番だけ特別なことをしない・・・というのは鉄則です。
本番着るベースの衣装は着ましょう。
でもこの紙のお花だけは、本番少し前に開いてくださいね。 

髪飾りの工夫

プリンセスですから髪飾りをつけるととても華やかになりますね。
しかし、ここで気をつけないといけないことは・・・

* 当日だけつけないこと。
* なるべく髪の毛に直接ピンなどで止めないこと。

髪飾りに限らずとにかく「当日だけ」着たり、つけたりはやめましょう。
帽子一つにしても、当日だけかぶるとそれが気になって仕方なくなります。
それが落ちたりすると、もうパニックになったりして演技どころではなくなります。
そういう意味でも2番目の、直接髪の毛にピンで止めると、落っこちる原因になります。
こどもの髪の毛はサラサラしてピンがとまりにくいものです。
じっとしているといいけれど出番まで動いたり、いつもより大きな動きになったりして飾りが落ちてしまえば、こどもにとってとても悲しい思い出になってしまいます。
そこで、お花などをつけたいときはこのようにカチューシャにお花をつけてしまいましょう。

そうすると横にでも真上にでも好きなところにお花をつけることができます。
ショートカットの子でも長めの髪の毛の子でも対応しますよ。
先生が一人一人つけてあげなくても年長さんになると、これだったら一人でつけることができますね。 

個性的なキャラクターには扮装も個性的に!

「さんにんのプリンセス」の大臣役は本当に大人気です。
どこの園でもこの大臣役を取り合うくらいの人気です!
王子様でもなく、かっこいい兵士の役でもありません。
悪巧みをしては「イーヒッヒッ!」と笑いプリンセスに意地悪なことを言います。
でも最後にはやはりいい人になって、みんなと仲良くなる・・・というとてもハッピーエンドな役です。
テンションも高く、お笑い要素もあるのでこどもたちは伸び伸び演じてくれます。

そこで模範演技DVDの役者さんも個性的な帽子をかぶって演技を引き立てています。
底抜けに面白い役ですので、大きな被り物(帽子)をかぶって表現しています。
模範演技は大人ですので大きな帽子もそんなに目立たないかもしれませんが、こどもが思いっきり大きな帽子をかぶると面白いと思います。
形も大切ですね。色合いもはっきりした色で、基本被りやすいものにしてあげるのが大切です。
模範演技の帽子をアップにしました。
ご覧ください。

これらはPETIPAがロンドンにダンスのレッスンに行っていたときに見つけた帽子です。
あまりかわいいので買ってきました。
デザインや色合いなど参考にしてください。

これくらい大きくて、インパクトがあれば役の表現を助けますね。
衣装や小道具はあくまでも役の表現を助けるものですので、あまり凝りすぎて先生が疲れてしまうのは良くありません。
大雑把でもいいので、可愛くてこどもたちが喜んで来てくれたり、かぶってくれたりするようにしてくださいね。
 

小道具もプラス1で華やかに!

「さんにんのプリンセス」のフィナーレは全員が登場して歌い踊ります。
クラスの女の子はほとんどがプリンセス役で出られますし、男の子も王様や大臣でとても華やかです。
ご覧になっている保護者の方も全員華やかな役ですので喜ばれることでしょう。
模範演技DVDのフィナーレでは手にお花の小道具を持って歌い踊っています。
これは宝塚歌劇団のフィナーレでもついわゆる「シャンシャン」を園児さんにも持って欲しいと思い作ってみました。
歌劇団の持ち物は当然のこと大きくて、重いもの、そして作りも複雑ですが、こども達が持つためには安全で軽い物がいいですね。
今回は花束にしました。
お花を何輪かでもいいのですが・・・
そこにプラス1。
お花の周りをチュールレースで包みました。
ほんのちょっとしたことですが、随分華やかになりますよ。

模範演技のようにリボンを長くつけると右手に花束、左手にリボン・・・となり、一層華やかです。

そして左右の手の距離がリボンの長さがあるために揃うのです!
全員の振りが揃いますのでとても綺麗ですよ。
どうぞ参考にしてくださいね。 

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