園児の劇 鬼やオオカミ・・悪役をどうする?

「劇の悪役をどうする?」のタイトル画像

幼稚園・保育園での生活発表会・お遊戯会の「劇発表」は1年の内でも一大イベントですね!
先生方は劇の題材選びに大変なエネルギーを使われることでしょう。
そして「この物語にしたい!!」と思ったときに・・・「あー鬼が出てくる」とか「オオカミ役をしてくれるこどもがいるかしら・・・」とか「悪役をさせると保護者の方に嫌がられるかも・・・」などと悩んでしまいませんか?
そして、その劇はしたいけれど、悪役が出てくるだけで断念!ということになってしまうこともあるかと思います。
本当に悩ましいことです!

ここではそんな悩みが吹き飛んでしまうくらいの「目からウロコの演出や配役法」をお伝えしたいと思います。
PETIPAの「こども歌劇」を上演されている全国の幼稚園・保育園では、悪役が大人気のダークヒーローになったり、こども達が悪い役を取り合うことになるようなことになっています。

ではゆっくりと説明していきます。
楽しんで読んでくださいね!

目次

劇の中に悪役が登場する意味は?

正義を知るためには悪役は必要

いろんな昔話や童話などでも悪い役は出てきます。
それは物語を面白い展開にするためや、教訓をわかりやすくこども達に教えるためには必要なことだからです。
物語の「起承転結」の中の「転」つまり大きく物語が動くためには悪い役も出てこないと困るわけです。

イソップもアンデルセンも日本昔話も「勧善懲悪」の物語が多いですね。
正義を正しく理解するためには「悪」はいけないということが認識できないといけないと考えます。
最後に手を取り合ったとして・・・どれだけ怪物が心のそこから改心するところが描けるでしょうか?
そこがこどもたちの表現として時間も場面も無理があるのに、手を取り合ってしまうと、演じているこどもたちは「人間をダメにしてしまう悪でも簡単に許してもらえる。」と考えるこどもも出てきてしまうかもしれません。
この悪は正義の前ではすーっと消えていくわけです。
正義を知るためには悪を認識すること」も大切です。
それを実生活ではなく、劇を通して学ぶことができると思います。

元のストーリーを捻じ曲げることはどうでしょう?

昔話や古い童話にはこども達に知ってほしい「教訓」が入っています。
欲深いおじいさんは最後には貧乏になったり、弱いものいじめをする人はこらしめられたり、子やぎ達を食べてしまったオオカミは川に沈められてしまいます。
今の時代の感覚ではかなり酷いな!と感じたりもします。
だからと言って、悪い役そのものの登場を無くしてしまうのはどうでしょう?

ある園長先生がおっしゃっていた事がとても心に響きました。
それは・・・
「最初から鬼が登場しないようにしたり、オオカミと仲良くしたり、という本来のお話を捻じ曲げてしまうのはいけないと思うのですよ。こども達にまずはそのお話をきちんと話して、こども達がしっかりわかるようにしましょう。その後、このお話しどう思う?と聞いてみたりして、こども達の意見も聞きましょう。いよいよその劇をするときには、ストーリーごと変えるのではなく、もう少しソフトにするには?とか、こういうやり方もあるよね、と先生方で話し合ったりしながら作り上げるようにしています。」
そうおっしゃっていました。
なるほど!!・・・と園長先生の深いお考えに納得しました。

最初から鬼が存在しないのであれば「桃太郎」のお話はありませんものね。
子ひつじを食べてしまうオオカミとどうして仲良くなれるのでしょう?

そう考えていくと一層悩みは大きくなっていくかもしれませんが、それでもちゃんと解決策はあると思います。
今から具体的に、お話を捻じ曲げずに、さらに悪役が登場してもOKで、なおさらこども達や保護者の方にも大人気になる悪役もできる!・・・そんなお話をしていこうと思います。

その解決策は?

先生が一番気にされるのは「悪い役」だけをさせてしまうのは困る・・・ということではないでしょうか?
それは配役を少し工夫することで解決できますよ!

例えば、悪者の役だけをさせずに主役級の役であったり、ひと場面の重要なの役をしっかりさせてあげることです。
劇の中にはたくさんの役がありますので、1つの役だけをするのではなく何役も演じるといいのです。
衣装などを少し工夫することで、すぐに次の場面でも出られるようになります。
そして一番の感動の場面には必ず全員が出演できるようにするとこども達も保護者の方も喜んでくださいます。
フィナーレの挨拶は悪役で出てこなくていいですね。
今まで演じた役の中のいい役でご挨拶できるといいと思います。
先生がきちんと説明してあげたらこどもたちはちゃんと理解してくれますし、こういうことが劇を通しての成長につながることだと思います。

今までPETIPAが劇の研修で「ダブルキャストやトリプルキャストを使いましょう。」と指導してきましたが、このことについて少しお話をしましょう。

生活発表会の劇におけるダブルキャストについて

「ダブルキャスト」とは・・・演劇で、二人の俳優が同一の役を、公演期間中交代で演じること。二重配役。
ということです。
(一人の役者が作品の中で二人を演じる「一人二役」とは全くの別物です。)

ちなみに役者の人数によって変わる呼び方はこんな感じです。(参考として)

・1人:シングルキャスト
・2人:ダブルキャスト
・3人:トリプルキャスト
・4人:クアドラプルキャスト
・5人:クインタプルキャスト

例えば劇の桃太郎という役を何人かでする、とします。
A園は・・・桃太郎が同時に出ます。つまり桃太郎が何人も並んでセリフを言うわけです。
B園は・・・一つの場面には一人の桃太郎、次の場面は違うこどもが桃太郎を演じます。交代するわけですね。

どちらもダブルキャストといえばそうです。
たくさんのこどもたちに公平に役をしてもらおうと思えばそうなりますよね。
特に昔話の劇では「主役が一人」と言うお話が多いのです。
だからどうしても何人もの主役が並んで演じることになってしまいます。

そこでPETIPAは、もっとみんなに主役をさせてあげたい!と考えて作品を作っています。
つまり物語の主役が3~4人登場するお話を作っています。
そうすると場面転換で最初の3人の主役が次の場面で交代すると6人が主役をできるわけです。
場面ごとにどんどん変わるとたくさんのこども達が主役をすることができることになります。
しかし、先ほどのA園のように同時に何人もの主役が出ると・・・・もう主役がものすごい人数になってしまい、ステージいっぱい並んでしまいます。
ですから、主役が何人もある物語の時はその場の主役は一人、そして場面が変わるごとに交代するダブル・トリプルキャスト方式をとって劇をする方法を私たちはお勧めしています。

今からご紹介するPETIPAのこども歌劇「夢の色ってどんな色?」もプラワー・マリン・ポロロン・・・と主役がいます。
校長先生や夢を食べる怪物などその場面の主役級の役もあります。
1場面ごとに人が変わるとみんなが主役ができますし、自分が出ていない時はお魚や音楽隊などの役で出演するとすごくたくさんの役もできます。
そう言ったことを考えて作品を作っていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

悪役が人気になる!悪者の役を取り合いになる!いろんな例のご紹介

「MOMOTARO」の鬼はどうしましょう?

PETIPAこども歌劇「MOMOTARO」は全員が主役の劇になっています。
桃太郎のお供役のイヌやサル・・・
そうではありません。
イヌもサルもキジも桃太郎もみんな主役なのです。
全員が舞台に出ずっぱりで全員で「おじいさん役やお婆さん役」もします。

そして「こども達が演じるオニ」はできません。
もちろんお話には出てきますので、鬼は書割り、つまり大道具として鬼を大きく描いて立てかけたり、段ボールなどで鬼を作ったりして道具として登場します。
その鬼に向かって退治するダンスや演技を全員でするわけです。
画期的な演出ですね。
でも「どうしてもオニがしたい!!」という園児さんがいらっしゃれば、そういうことにも対応しています!
でもあくまでも「元気で楽しいオニ役」として登場できるようにしています。
(模範演技DVDには、オニを出したい時のために、挟み込めるようにオニの場面を撮影しています。)

「MOMOTARO」の鬼の場面の模範演技の画像
こども歌劇「MOMOTARO」のバナー

「MOMOTARO」の詳しいストーリーや演出・演技、そして年少さんの劇を成功させるためには?・・・などを丁寧に解説していますのでぜひご覧ください。

「夢の食べる怪物」が登場しますが・・・ダークヒーロー風に!

モンスター役をこども達が迫力の演技をしている写真

PETIPAのこども歌劇の中でダントツ人気No.1の「夢の色ってどんな色?」
全国で爆発的な人気を誇っている作品です。
卒園児さんに向けて書かれた感動の物語です。

簡単なストーリーは・・・
場所は妖精学校。
卒業を控えた妖精たちに卒業試験の問題が出されます。
問題は・・・「夢の色ってどんな色?」です。
さあ、難しい問題を解くために、妖精たちはたびに出ます・・・・・・

物語のクライマックスに登場するのが「夢を食べる怪物」です!

「夢を食べる怪物」この役はとても重要なのです。
この怪物が登場することによって、お話は一気に盛り上がり、緊張し、そして「夢」というものがどれだけ大切なのか、という本筋に突入していくわけです。 絶対に必要でなくてはならないこの怪物役。
劇発表は一年に1回です。
その上に卒園児さんに向けたこの作品は年長さんが最後の生活発表会で演じる最高に感動する物語です。
その中の「悪者」と言えば悪者の役です。
これをどう演出するか、どう演じるかが成功の秘密といっても過言ではありません。

先ほども書きましたが、日本昔話でも、イソップでもアンデルセンのお話でも悪い役は出てきます。
意地悪なおじいいさんだったり、オオカミだったりもしますね。
でも時代は変わり・・・・
現在舞台の作品やテレビドラマ、映画、コミックなどに登場するかっこい役は必ずしも正義のヒーローだけではありません。
「ダークヒーロー」というとてもかっこいいカテゴリーができています。
手塚治虫さんの「ブラックジャック」「エリザベート」のトート、ルパン三世、「デスノート」、「必殺シーズ」の中村主水、「ブラックペアン」の渡海征司郎・・・
TVドラマ「天国と地獄」の日高陽斗・・などなどあげるとキリがありません。
ストーリー的には悪の部分があってもそれを演じる役者はかっこよくて、見ている人の気持ちを引きつけます。
演出もそうしていますので、本当によく売れている役者やスターがこぞってダークヒーローを演じます。
あくまでも劇中、ドラマやコミックの中ですから、そのかっこよさはいわゆる「正義の味方」の清々しいヒーローではない魅力に溢れています。

こども達がマントを羽織って怪物役をしている写真

そんな時流に乗り、この「夢を食べる怪物」もかっこいいダークヒーロー風にしました。
登場の仕方もそれなりの演出にしています。
PETIPAが出張研修で伺った園では、怪物の衣装はマントを着ていました。
外が黒、裏が真っ赤・・・というマントにした園もあります。
こどもの華奢さがこの役には合わないので、足元を大きく見せて迫力を出すためにブーツのように見える感じにしていた園もありました。
ある園では怪物役全員で踊る場面を付け加え、嵐の「モンスター」の曲を使い迫力あるダンスを踊っていました。
モンスターの曲や他のダークでありながらかっこいい曲を使うのはこんな場面ではとてもいいですね!
(模範演技DVDで怪物のダンス場面はつけていません。)
そうすると、こども達はいっぺんにそのかっこいいダンスのとりこになり、役になりきって踊ってくれました!
今時のこども達です。
ダークヒーローがかっこよく登場して、その上にダンスもかっこいい!
もう進んで夢を食べる怪物になりきって迫力の演技をしてくれます。
無理やりやらすのではなく、こども達自身がやる気になってくれるということは最高です!
その場が盛り上がること、間違いありません。

「夢の色ってどんな色?」のバナー

年長さん向け「夢の色ってどんな色?」の詳しいストーリーや年長さんの劇を成功させる秘訣!などを詳しく解説していますのでこちらをご覧ください!

そもそも主役がいたずらっ子の物語。

PETIPAのこども歌劇「はじめてのありがとう」はいたずらっ子の3人組が主役です。
年長さん向けこども歌劇の人気No.3です!!

簡単なストーリーは・・・
いたずらっ子の3人組、毎日毎日いたずらがすぎて、とうとう女神様に動物に変えられてしまいます!
動物になってしまって、誰も気がついてくれません。
そうしていると・・・お腹をすかした旅人や迷子になったこどもに会ったり・・・ネコをなくして元気のなくなってしまったおじいさん、おばあさんに出逢います。
そんな人たちの力になっているうちに・・・
劇を通して思いやりの優しい気持ちを育む心温まるお話です。

「はじめてのありがとう」いたずらっ子3人組の模範演技の写真
「はじめてのありがとう」模範演技より
お腹をすかした旅人が倒れている場面の模範演技の画像
「はじめてのありがとう」模範演技より、旅人を助ける場面

いたずらが過ぎて女神様に動物に変えられてしまった3人組ですが、いろんな人に出会い、その度に人助けをしていきます。
助けた人たちはみんな「ありがとう」と言ってくれるのです!
「ありがとう」と言われた時の幸福感。
そして最後はまた人間に戻してもらえます。

この物語はそもそもが主役がいたずらっ子です!
おばあさんやいろんな人たちに意地悪やウソをついたりばかりしているいわば「悪者」です。
でもこども達が想像しやすくて劇中でいたずらをすることも楽しくて、こどもが演じているととても元気で楽しいものです。
そして最後にはとってもいいこども達になるので、主役からして悪い、というのも楽しい演出です。

「はじめてのありがとう」のバナー

「はじめてのありがとう」の詳しいストーリーや配役、目からウロコの演出法などを丁寧に解説しています。

悪い大臣!・・・でも面白いキャラクターにすると・・・

芸術(音楽)は心を豊かにします。
個性を活かし、力を合わせて一つのことを作り上げる素晴らしさをテーマにした「さんにんのプリンセス」

簡単なストーリーは・・・
湖を争って仲の悪い3つの国がありました。
それぞれの国の可愛いプリンセスは、歌・ダンス・バイオリンの特技を持っています。
プリンセスたちはその特技を活かして、戦いをしずめ、平和をもたらそうと力を合わせます。
でも3つの国には女官長や大臣が悪いことを企んでいるのです…
女の子が大好きなプリンセス!が登場します。

3つの国には王様や女王様がいますが、それぞれの国には問題を起こす「悪い大臣」がいるのです。
その悪い大臣が3つの国を戦いにまで発展させようとするのですが・・・
問題を起こす「悪い大臣」・・・これを本当に悪くするのではなく、「面白い系大臣」にしています。

悪い大臣が3にん集まり悪巧みをしているところの模範演技の写真
「さんにんのプリンセス」模範演技より

セリフの最後には必ず「イーヒッヒッ!!」と大声で笑ったり、歩き方や動きも個性あふれる、ある意味「お笑い系大臣」にしてみました。
そうするとこども達の中でこの大臣役が取り合いになる程人気となったのです。
もちろん最後まで悪い人ではありません。
ちゃんと最後にはすっかり手にひらを返したように(?)いい大臣になるのです。
男の子ばかりではなく、女の子でも大臣を女官長にすると全然大丈夫です。

「さんにんのプリンセス」のバナー

こちらには「さんにんのプリンセス」の詳しいストーリーや演技・演出の解説、小道具などの作り方も説明していますのでぜひご覧くださいね。

動きやダンスがカッコいいので人気の「悪いカラス」

島根県の古い民話をもとに書き下ろしたこども歌劇「ちょうちょのあまやどり」のテーマは「外見や偏見にとらわれず、仲間はずれや意地悪をしないで、みんな仲良く」です。

簡単なストーリーは・・・
白と黄色のちょうちょが結婚式を挙げました。まだ住むところが決まっていません。
そこに迷子のテントウムシ君が現れます。
すると突然雨が降ってきて、3匹は雨宿りができるところを探しお花のところに行きます。
白・黄色・赤の花、みんな自分の色以外のひとはダメと言い、3匹一緒には雨宿りさせてくれません。
どんどん雨は強くなり…怖いカラスもやってきて…3匹はどうなるのでしょう?

物語の山場に怖いカラス達が出てきます。

カラスが襲いかかってくる場面の模範演技の写真
「ちょうちょのあまやどり」模範演技より

白いお花や黄色・赤色のお花もみんな一緒には雨宿りさせてくれません。
本当に困った時に!・・・怖いカラスです!
これも確かに悪役です。
今までお花役やちょうちょ役をしていたこども達も十分カラス役もできますのでたくさんで出演します。
このカラスの場面は動きが大きくなるようにダンス場面にしてカラスの表現をしています。
セリフだけではなく、歌があり、迫力あるダンス場面になると黒い衣装のカラス達はとてもかっこいい感じになります。
この場面はカラスが主役になるのです!
今までちゃんといい役をしていたら、思い切って悪いカラス達になってもこども達は元気一杯その気になって踊ってくレますよ。

「ちょうちょのあまやどり」のバナー

こちらに「ちょうちょのあまやどり」の詳しいストーリーや丁寧な解説がアップされていますのでご覧ください。

「劇指導サポート動画」を見て自信を持って指導しましょう!

劇題材も決まりいよいよ練習に入っていくと・・・・いろんなことに迷ったり、さまざまな問題が出てきたりします。
そんな時にこの「劇指導サポート動画」を見て、自信を持って練習を進めていってほしいと思います。
PETIPAの代表桐生は元宝塚歌劇団、こども歌劇の作者谷口真実子は現役の舞台人です。
この舞台のプロがセリフの言い方・演技の練習法・演出のポイントなどを動画で丁寧に解説します。
とてもわかりやすいので、きっと「劇をやってよかった!」「劇ってこんなに楽しんだ!」と思っていただけると信じています。
短い動画ですのでどうぞ気軽にご覧ください!

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PETIPAはInstagramでもお役立ち情報や教材の紹介を発信しています。
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よろしくお願いします。

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こども歌劇12作品がラインナップ!

年少〜年長さん向け生活発表会の劇「こども歌劇」12作品がラインナップしています。
どの作品も「他にはない感動」があり、教育的テーマもしっかりあります。
「こども歌劇セット」には「読み聞かせ本・脚本・模範演技DVD・音楽CD・楽譜」が全てセットになっていますので、これさえあれば劇指導に即入ることができます!
ぜひこちらをご覧ください。
代理店販売や市販はしていませんので、こちらからでのみ購入していただけます。

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