
幼稚園・保育園の大きなイベント「生活発表会」「お遊戯会」。
その劇の題材探しは大変です!
新しい学年が決まった途端に頭をよぎるのは劇のこと・・・とよくお聞きします。
PETIPAの劇発表教材は2歳児〜年長さん向けまでとても充実していますが、このページでは年長さん向けのとても心優しい劇「ちょうちょのあまやどり」をご紹介します。
誰とでも仲良くできるこどもを育てたい。
世の中は変わってきています。
世の中の事情は刻々と変わっていっていますよね。
私の母の時代・・私が小さい頃・・・そして私のこども達が幼稚園に通っていた頃・・・
そして今。
たった何十年かのことですが、物質も考え方も少しずつ変わってきています。
例えば、私の母の時代では圧倒的に男女の違いも大きく、男として、とか女性はこうあるべき、などときちんと分けられていました。
でも昨今、お洋服もユニセックスのものも当たり前になり、髪型やメイクも男女問わなくなり、学校の制服でさえ、スカートとパンツを選べるようになってきたりしています。
こんなことは50年前には考えられなかったことですよね。
今の小さい園児さん達が大人になる頃にはもっと変わっていっていることでしょう。
そういう変化に少しずつ対応できる心が必要になってくると思います。
人間には「思い込み」というものがある。
人間知らず知らずのうちに「思い込み」というものが出来上がっています。
それはいいこと、悪いこと問わずです。
例えば・・・日本人にとって「夏」という字を見れば暑いと思い、「冬」という字を見ると寒いのが冬。
当たり前かもしれませんが、世界には「冬」が暑いところもあるわけです。
幼稚園や保育園の現場での具体的な例は・・・園でする劇やダンスでも、
男の子だから強くかっこよくなければ!とか、女の子だから綺麗で優しいものに・・・と頭から思ったりしませんか?
勿論これが悪いというわけではありませんよ。
元気で活発な男の子には強くてかっこいいダンスはピッタリです。
でももしかしたら、女の子の中にも強くてかっこいいダンスの方が好きな子がいるかもしれません。
だからと言って、一人一人の希望を聞いてそれに合ったダンスを踊ってもらうのはちょっと不可能ですし、それがいいとは言えません。
言いたいことは「思い込み」というものが人間にはある、ということです。
劇を通して「誰とでも仲良く」を伝えたい。
その「思い込み」というものがとても少ないのがこども達です。
まだ生まれてたくさんの年月を生活してきていないこども達は、そういう面ではとてもフラットな土壌を持っていると思います。
だから「偏見を持たずに誰とでも仲良く」という根本的な考え方をすんなりと吸収してくれるのではないでしょうか。
私たちはそんな真っ白な心を持つ間に、本当の意味の「仲良く」を体感してほしいと劇を制作しました。
こども達にわかりやすく、体感しやすく、を根本に考え作りました。
私たちは劇でもダンスでも、それを通してこども達がどのように成長してくれるか、それを期待して作っています。
ただただ上手に踊るだけ、間違わずに台詞を言えること、がダンスや劇をする意味ではないと思います。
今からご紹介する「ちょうちょのあまやどり」はきっと劇をした後に何か小さな大切なものがこども達の心に残ると信じています。
一緒に劇を作っていく先生達も同じように感じていただけたらと願っています。
劇のテーマは「みんな仲良く」です。
劇をするにあたって根底に流れる教育的テーマは絶対に必要です。
しかし、あまりに難しいテーマであると、それを表現するのはもちろんのこと、演じるこども達にわかることでないといけません。そしてその劇を通して、こども達が成長できる・・・そんなテーマを選びたいですよね。
今からご紹介する年長さん向け劇発表教材「ちょうちょのあまやどり」のテーマは「みんな仲良く」です。
一言に「みんな仲良く」と言っても、確かに仲良くすることはいいことで、楽しく仲良く遊ぶというのは日頃から幼稚園・保育園の先生はずっと言われてきていることだと思います。
もう少し深いところで言うと・・・昨今いろんな意味で「人を差別しない」と言うことがよく言われます。
それは年齢・性別・人種・言語・外見・考え方・趣味・・・・いろいろにおいて、ですね。
日本というところに住んでいる私たちにはなかなか本当のところの人種差別的なことが分かりづらかったりします。
でも世界ではいろんなことが起こり、その根本的なこと「みんな仲良く」ということさえできれば、本当の意味の平和がそこにあるのではないでしょうか。
大人になってからではなく、小さい時のあまり先入観などのないときにこそ、自然とみんなと仲良くする・・・ということを覚えてほしいと思って作ったのがこの作品です。
どういうことが「みんな仲良く」するということなのか・・・
それをわかりやすく、そして実際に相手の立場に立って考えられるように、そして「楽しく」劇にしたのが「ちょうちょのあまやどり」です。
今から詳しくストーリーをご紹介しますね。
「ちょうちょのあまやどり」のストーリーをご紹介します。
配役はたくさんあります。
白いちょうちょ
黄色のちょうちょ
てんとうむし
てんとうむしのお母さん
白いお花
黄色のお花
赤いお花
カラス
神様(女神様や妖精でもOK)
神様のお供
配役としては、男の子でも女の子でもできる役が多いです。
人数の融通も聞きます。
この物語に限らず、PETIPAがいつも推奨しているのは、「何役でもさせてあげてください。」
ということです。
最初に白いお花で出たっきり後には出ない・・・というのではなく、次はカラスの役が複数できるのであればその中にでたり、神様のお供として出たり・・・。
そうすると劇の間中結構忙しくなります。
こども達は暇・・・にするよりも、忙しくても何役でも出ている方が楽しいはずです!
ぜひ一人のこどもがいろんな役で出演できるようにしてあげてください。
ではストーリーをご紹介します。
心温まるストーリー「ちょうちょのあまやどり」
「ちょうちょのあまやどり」は島根県の古い民話をもとにして書き下ろしたお話です。そのためにお話の最後の方に「神様」が出てきて、大きな木を与えてくださったりします。
このお話を園でされる時は「神様」を「女神様」や「妖精」などにアレンジしてくださって構いません。
仏式の園、キリスト教の園など様々ですので、そこは園に合わせて変更したり、アレンジしたりして演じてください。
ストーリー
昔々、まだ神様が人間の姿で、あちらこちらを旅されていた頃のお話です。
一面に咲く菜の花畑で、白いちょうちょさんと黄色いちょうちょさんが結婚式を挙げました。
オープニングは白と黄色のちょうちょさんの華やかな結婚式の場面から始まります!

でも、ちょうちょさんたちはまだお家が決まってないそうです。
雨や風を避けられて、カラスさんやトカゲさんに見つからないお家。
大きな木があればいいのですが、この辺りにはありません。
どうしましょう。
そこへお母さんとはぐれてしまったてんとう虫のこどもがやってきました。
ちょうちょさんたちは、てんとう虫君を連れて、雨宿りできるところを探すことにしました。

まずは白いお花さんのところに行きました・・・

次は黄色のお花さんのところへ・・・

そして赤いお花さんのところにも行きました・・・

てんとう虫のこどもは「ぼくだけなんて嫌だ!」と言っていると・・・・


「おいしそうな奴らがいるぞ。」
大変です!!
そして雨も風も・・・

そんな様子を、神様が御覧になっていました。
「なんて優しいちょうちょたちだ。」
神様は、ちょうちょさんのきれいな心へのご褒美に、大きな木をあげることにされました。


ちょうちょさんたちは、自分たちだけではもったいないと、他の虫さんたちも呼びました。
もちろん、てんとう虫君親子も一緒です。
神様にいただいた大きな木に守られて、みんな仲良く暮らしました。

さあ「みんな仲良く」フィナーレです!!
とても覚えやすいテーマ曲で元気に笑顔で歌います。
歌振りもついていますので、華やかなフィナーレとなります。
一人で何役もしてもいいんですよ!
PETIPAの劇研修でいつも先生方にお伝えしていることがあります。
それは「配役として一人一役でなくていいんですよ。」ということです。
クラスの人数にもよりますが、例えばこの「ちょうちょのあまやどり」の中で最初に白いお花達の役をするとします。
そうすると最後までもう台詞を言ったりするところや出番がなくなってしまい、フィナーレで全員出るところだけ再び出ていくことになります。
そうするととても暇になりますよね。
そうではなくて、少し配役を工夫して・・・
白いお花の役をしたこどもは、赤いお花もできます。
赤いお花ではなく、カラスの役でも出演できます。
神様のお供だってできるわけです。
衣装などをさっと羽織るだけ・・・などの少しの工夫で何役も出演できることになります。
この物語では白いちょうちょや黄色のちょうちょが主役ではありません。
いろんな場面で、その役が真ん中にならないといけないように作っていますので全員が必要な役になるのです。
例えば、カラスの役はその場面の主役です。
カラスが強く力があるぞ!・・・という歌やダンスがありますのでとても迫力のある役です。
カラスは何人でもいいのです。たくさんの方が迫力が出ます。
今まで黄色いお花の役をしていたこどもでもさっとカラスになれるのですから、ぜひこども達を暇にさせないで、たくさん舞台に出演させてあげてください。
悪い役(カラス)をこども達が演じてくれるかしら?
劇には必ずと言っていいほど「悪役」が出てきます。
先生方はこの悪役をさせるのにとても抵抗があるとおっしゃいます。
勿論そのお気持ちはよくわかります。
でも先程の配役のことでも言ったように、「悪役だけ」をさせるのはいけないかもしれませんが、たくさんの役の中の一つとして出演するならこれはOKだと思いますよ。
案外こども達にはこのカラスの役は大人気なのです!
かっこいいダンスがあるからです。
こんな先生方の悩み「鬼やオオカミ、悪役をどうする?」ということについてこちらで詳しく説明してしています。
目からウロコ!!
こども達が取り合いになるくらいの悪役もありますよ!
オニ役は出てこないけれどオニ退治の場面のある「MOMOTARO」などなど・・・・
こちらをご覧くださいね。
⬇︎

「劇指導サポート動画」で自信を持って指導できます!
劇題材も決まりいよいよ練習に入っていくと・・・・いろんなことに迷ったり、さまざまな問題が出てきたりします。
そんな時にこの「劇指導サポート動画」を見て、自信を持って練習を進めていってほしいと思います。
PETIPAの代表桐生は元宝塚歌劇団、こども歌劇の作者谷口真実子は現役の舞台人です。
この舞台のプロがセリフの言い方・演技の練習法・演出のポイントなどを動画で丁寧に解説します。
とてもわかりやすいので、きっと「劇をやってよかった!」「劇ってこんなに楽しんだ!」と思っていただけると信じています。
短い動画ですのでどうぞ気軽にご覧ください!
⬇️

年長さんの劇はまだまだたくさんあります。
「こども歌劇セット」の内容をご紹介します!
PETIPAの劇発表教材「こども歌劇」劇の指導に必要なものが全てセットになっています。
「読み聞かせ文&脚本、模範演技・演出法・演技指導が収録されたDVD、歌伴奏・デモソング・BGMが収録されたCD、楽譜」これらが全てセットになっています。
とにかくこれさえあれば即劇の練習や指導に入れますよ!
短い動画でわかりやすく内容を解説していますのでぜひご覧くださいね。
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卒園児さんにエールを送る「夢の色ってどんな色?」
卒園児さんに向けて書き下ろした感動の物語!
全国でものすごい人気の「夢の色ってどんな色?」
幼稚園・保育園・こども園を巣立って小学校に入学する年長さんに向けて「夢を持って、向けをはり自信を持っていこう!」と言うテーマを持って書かれています。
どんな時でも夢を持つことの大切さを劇を通して感じられる素敵なお話です。
とても詳しくストーリーなどをアップしています。
実際に上演されたこども達の写真もいっぱいです。
こちらをタップしてください。
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ワクワク冒険ストーリー「ヨーホー・たからさがし」
テーマは「友情」です。
子供の海賊達が主役のワクワク冒険ストーリー!
元気一杯のクラスにおすすめです!
海賊のキャプテンから宝の地図をもらった4人の海賊達は元気に宝探しに出。かけます
その先にはいろんな困難が・・・・
みんなで力を合わせて4つの宝箱をGETできるので消化?
そしてやっと集めた宝箱の中身とは??・・・
詳しい内容や写真などをご覧になりたい方はこちらへ!
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ほっこり優しくて楽しいお話「はじめてのありがとう」
テーマは「思いやり」「感謝の気持ち」です。
村のいたずらっ子の3人組、悪戯がすぎてしまい女神様に動物に変えらてしまいました!
さあ、どうしましょう!
そんな時にお腹が空いて倒れてしまう旅人や迷子のこども、悲しんでいるおじいさん達に出逢います・・・
人のために何かした時に言われる「ありがとう」と言う言葉。
ありがとうと言われた時の幸福感!
とても大切な優しい気持ちを劇を通して育みます。
こちらをぜひご覧くださいね。
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音楽で心豊かに「さんにんのプリンセス」
「芸術(音楽)で心豊かに。個性を生かして、力を合わせてひとつのことを作り上げる素晴らしさ」をテーマにしています。
きれいな湖を争っている仲の悪い3つの国がありました。
それぞれの国のプリンセスは、歌・ダンス・バイオリンの特技があります。
しかし、3つの国には悪いことを企んでいる大臣や女官長がいるのです。
プリンセス達はそれぞれの特技を活かして、戦いをしずめ、平和をもたらそうと力を合わせます。
さあ、国が平和になりみんなが笑顔になれるのでしょうか?
女の子の永遠の憧れのプリンセス!
みんながプリンセスを演じることができます。
もちろん男の子に大人気の役も!
詳しいストーリーなどはこちらをご覧ください。
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劇発表教材・ダンス振付教材が充実しています。
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保育者の先生方は生活発表会・お遊戯会では舞台作りをされているのです。
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