舞台上で移動する方向にも「名前」があります。

これを覚えておけばとっても便利!

舞台の両サイドには「上手」「下手」という名前があるということをお話ししましたね。
今回は舞台に立つ時の位置についてお話ししましょう。
これも覚えておくと発表会や音楽会の立つ位置を決めたりするのに大変便利です。

さて舞台の真ん中には名前があり「センター」これは名前からして真ん中!でも「おへそ」という時もありますよ。子どもたちにはこれは面白くてすぐに覚えられそう。

ではセンターに立っているとして、そこから移動する時・・・これが大変です!
「○○ちゃん、もっと右!いやいや反対!もっと△△くんの方に寄って!」とか「○○ちゃん後ろに下がって!」・・・と言った時にたまたま○○ちゃんが後ろを向いてたら・・・「違うよ、○○ちゃんそれ前でしょ!」・・・なんてことになっていませんか?

そこで先生はイライラ・・・・

でも大丈夫です!
ちょっと覚えておきましょう。

○○ちゃんがセンターに立っているとして、その位置から少し動いて欲しい時に、上の図のように言います。
「右に動いて」と言っても客席側から指示する時と本人の右なのかがわからなくなってしまいます。

ですから舞台には約束があって、センターを中心に表現します。
そうすると、舞台に立っていても客席側にいても移動する場所の言い方は同じになります。
端の方に立っていても同じです。舞台袖の方向に移動する時はセンターから考えて「外へ」センター側に移動したい時は「中へ」になります。

そして客席側に近づく時もセンターから考えて「前へ」反対に客席側から遠ざかる時は「奥へ」となります。

これ一つで発表会の練習の時、担任の先生と補佐の先生は同じ言葉で共有できますし、もちろん子どもたちも全員同じことができます。
舞台の人間には当たり前のことでも他の業界では知られていないことがあります。
けれど、幼稚園・保育園の発表会や音楽会は立派な「舞台」です。少しこういうことを覚えることによって、子どもたちの理解力も早く、そして時短・イライラも解消ですよ!!

ぜひ役立ててくださいね。

舞台の基本的な場所の名前はこちらにアップされています。

https://petipa-hoikukensyuu.com/2018/10/25/遊戯室のステージも舞台と一緒!/

 

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