園児ダンスに簡単小道具「ハリセン」で華やかに!

運動会や生活発表会のダンスや劇の小道具作りには苦労しますよね。
まずは「安全」・・・そして「経済的」にできて、なおかつ「簡単」に作れる小道具!
どうしてもポンポンとかフラッグとかになってしまいがちですね。
 
2020年「みんなができるダンス・お遊戯DVD」の中の和風ダンス「桜ふぶき」ではかっこよくハリセンを使っています。
 

 
同じダンスでもこうやって工夫したハリセンを使ってダンスもできます。
(撮影現場での写真です。)
 

 
今回はちょっと楽しい「ハリセン」に一工夫の作り方をご紹介します。
 

作り方もとても簡単!!

 
まずは厚紙をパタパタ折ってハリセンを作ります。
こどもの手の大きさに合わして作ってくださいね。
今回はPETIPAの大人気の「和風ダンス」〜桜ふぶき〜で使っていますので白とピンクの画用紙を2枚合わせてハリセンを作りました。
 
そしてハリセンの先の方にパンチで穴を開けます。
 
 
 
ちょっとくらい穴の場所がずれてても大丈夫!
実際2個目の穴の場所が・・・これくらい目をつむりましょう(笑)
 
次に生地を用意します。
なるべくなびくような生地で、できればジョーゼットが綺麗になびきますが、ちょっと価格が高かったりしますので、そういう時は裏生地を使います。裏生地もたくさん種類があるので、今回は薄めの生地がいいかと思います。
長さは出来上がりの倍くらいの長さに切ります。
 

 
今回は「桜」がテーマですからピンクと白を交互に使いました。
水を表したいときはブルーとかもいいですね。
ここでちょっとしたコツを!
複数の色を組み合わせることをお勧めします。

 

 
先ほど開けた穴に二つ折りにした生地を通して括ります。
しろとピンクを交互にしていますが、別にランダムにつけてもOKですよ。
一人一人好きなようにつけるのもいいと思います。
白ばかりの子どもがいてもいいし、ピンクが多い子どもがいてもいいのです。
そのほうがみんなで踊ると表情がついて面白いできになります!
つけているところを少し大きく写真にとりました。
 
 
 
これだったら子供達でもできますね。
自分たちで作った小道具を使ってダンスができると、きっとテンションもアップします!!
 
さて、つけ終わりました。
 

 
これでおしまい・・・でもいいのですが、
ここでまたちょっとしたコツを!
生地の先をカットしましょう。

生地をつけたままだと、先が四角いので少し重い感じになります。
プレゼント用のリボンのように斜めにカットしたり、尖らせたり、これも自由にカットします。
そうすると・・・
 

 
たったそれだけのことで随分センス良くなりますね。
先の重い感じがなくなり、シャープな雰囲気が出ます。
実際に二つを持って踊り比べてみると、やはり先をちょっとカットした方は綺麗に風になびいてシャープなダンスになります!
 

 
この「ハリセン」小道具の楽しいところは、手で叩くと「パン!!」と大きな音が出て、しかも痛くありません。
ちょっと楽しすぎて子供達がはしゃいでしまうかもしれませんが・・・
生地の長さもランダムにしてもいいですよ。
両手に持って大きく振ってダンスすると、全員が揃うとなかなかの迫力になります。
ハリセンの折っている数も小さい園児さんだともっとつくなくてもいいかもしれません。
「火」とか「やる気」などを表現したい時は赤やオレンジを使うのもいいですし、「風」「爽快感」や「海」を表現したい時はブルーがいいかもしれません。でも先ほどお伝えしたように、なるべく2色〜3色の生地を使ってみてください。
全員が踊ることを想像してみると、全員が同じものを持つよりも一人一人違うタイプの色合いを持っていた方が面白い感じが出ます。
そして子どもの個性も出ます。子どもたちが自分で作った時に自由でいいのですから楽しいはずです。
 

2度使えます!

 
最初からハリセンに穴を開けないで、まずはハリセンとして使います。
例えば・・・
これは劇発表教材「こども歌劇」の作品の「MOMOTARO」です。
2歳児さんからできる楽しい楽しいエンタメ桃太郎です。
この劇はみんなで桃太郎もおじいさんもおばあさんも、犬もキジも・・・演じます。
持つ小道具は「ハリセン」のみ。
このハリセンを時には刀に見立てたり、時には応援に使い、おばあさんの洗濯物にもなります。
 
 
 
実際に全国の園で上演されています。
とっても可愛いです。
 
 
 
こども歌劇「MOMOTARO」の詳しいストーリー・年少さんの発表会を成功させるには・作者のコメントなどはこちらをご覧ください。
     ⬇︎(画像をクリックしてください。)
 

 
散々この劇で使ってから・・・今度はハリセンに穴を開けて、次はダンスで使ってみてはいかがですか?
 
もう一つ注意することは・・・
小道具作りが間に合わなかったりして、当日だけ持つようなことのないようにしましょう!!

その日だけ特別なことをさせてしまうのは、せっかく今まで練習してきたことが台無しになってしまう危険性があります。
練習でボロボロになりそうなら、割り切って練習用の同じものを作りましょう。
運動会や発表会の成功は、こうした小さいことの積み重ねから来るものです。
ちなみに桐生が宝塚歌劇団在団中のお稽古でも、なるべく本番に近いものでお稽古をします。
娘役だと、そのお芝居の衣装が裾まである長い衣装なら、お稽古スカートもロングをきてお稽古します。
帽子があるのなら自分の持っている帽子を使い、剣や弓を使うときもそれに近い棒を使ったりします。
プロでも・・・というかプロだからこそ、お稽古場では限りなく本番に近い状態でできるようにするわけです。
ですからまだ本番が何かもわからないこどもたちには本番だけ特別なものを持たせたりしないようにしましょう。
 

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