発音の練習方法
「歌」でも「セリフ」でも言葉の発音ということについては同じですね。ですからPETIPAの保育研修では「歌」の発声練習の後には必ず「発音」の練習をします。
日本語の場合母音は5つ「あ・い・う・え・お」ですね。
その前に子音がついていきます。
声はお腹から出て綺麗な声が出るようになっても「言葉」が分からなければ歌や劇の内容は伝わりません。
残念なことにならないように、しっかり発音の練習もします。
まずは口の開け方から
PETIPAが全国の幼稚園・保育園様で研修してきて一番感じること。
それは、ほとんどの保育者の先生の発音が曖昧なのが「う段」と「お段」です。
これにはそれなりの理由があり、いつもいつも園児さんたちに笑顔で接してお話ししている職業柄、「う」と「お」の発音が「あ」や「え」の発音に近くなってきているからです。
笑顔の口のままでう段お段を発音すると・・・・わかりますか?
ちょっと笑った口のまま「う」を発音して見てください。
子どもたちは先生の発音そのまま真似をします・・・。
だから歌の歌詞やセリフがわかりづらいという一つの理由になるわけです。
では正しく発音するために再び口をしっかり開ける練習です。
まず、絶対にしてはいけないこと。
* 口を開ける時に下顎をがっくり下の方に動かして開けないこと。
です。(文楽のお人形を閉イメージして見てください。)
あ・え・い・お・う・の順番に発音していきます。
頬の筋肉を使って「あ」は思いっきり笑顔で。
「え」は笑顔のままで。
「い」は少し細くなりますね。笑顔のままです。
「お」はしっかり唇を前に出して頬を引き締めて。
「う」は口を窄めましょう。
どの発音も自分で「大げさすぎるかな」と思うくらい大きく口を動かしてください。
口がしっかり動かせるようになったら、今度は「子音」です
「か行」「さ行」「た行」の練習です。
母音の前に「K」のつく「か行」はその「K」を特に意識して発音します。
同様に「S」「T」も同じようにして発音します。
なかなか文章での表現が難しいのですが、PETIPAは舞台人ですので舞台人のトレーニングとしての「無声化」を先生方に向けての練習方法で楽しくレッスンします。
次は「ま行」です。
唇を特に使う練習です。無意識に口を閉じるのではなく、意識的に唇を使います。今後外国語を話していく時にも重要になってきますね。
そして「ら行」です。
これは舌をしっかり使います。英語の「L」「R」を発音する時にも舌が動くようにしているといいですね。
一音一音の発音方法の練習の後は色々な応用練習です
舞台人が常日頃から練習に使うメソッドがたくさんあります。
でも保育者の先生に必要な発音練習は「楽しく身に付く」をモットーにしているPETIPAですので、その中から選んで先生向けにアレンジして練習しています。
とても楽しい発音練習です。
文章でお伝えできないのが残念ですが、ぜひPETIPAの研修を受けて見てくだい。
正しい知識と正しく効率のいい練習方法で見違えるように「綺麗な日本語」になります!!
これを日頃の歌や劇のセリフに生かしてほしいのです。
そしてこの研修によって「電話対応が劇的に変わり、保護者の方からお褒めの言葉をいただきました!」という嬉しい感想を園長先生からいただいています。
たった一言の「はい、○○幼稚園でございます。」というだけで綺麗な声とはっきりした発音でその園のイメージまで素晴らしく変わるのです!
よく声の研修でアナウンサーの方の研修を受けられることもあると思います。これは素晴らしいことです。
その専門分野のプロに習うことによって正しい技術を学ぶことができます。
PETIPAの研修は舞台人の経験からの発声・発音の研修です
アナウンサーの方のマイクを通して(マイクの芯に当てて綺麗に発音する)という技術とは少し違います。生の声を直接歌やセリフとして、また大勢の方の前で届ける、ということを前提にした研修です。
そしてそれを子どもたちに伝えていかなくてはいけません。
子どもたちの成果が上がってこそ!!の仕事ですから!
でもそのためにも先生方が本物を知って、学ぶことだと思います.
出張研修では丁寧に指導しています
あなたの園に伺います!楽しく働き!園の魅力もアップ!
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